”ぼっち”が好きなHSP(ひとみしり)が
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前回のお話

 

 




■【HSP(ひとみしり)のための言葉の力7つの習慣】

〜「書く」ときに大事なたった1つのポイント〜

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文章で何かを伝えるとき・・・・

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『書きたいけどね、書けないのね・・・・

文章が小学生の日記レベルなの
っていうか、小学生よりヤバイかも。

子供の連絡帳に書くのすら悩むよ・・・

通信票の「家族から」の欄なんて
本当、長期休みに親への
挑戦状かと思うし。。。』



これね、実は・・・・


20年前の私です。



書道からも遠ざかり、
陰キャで、ひとみしり過ぎて

人間関係をうまく育めず
職場も転々とし、

そのくせ、シングルマザーでも

好きなことするぜー!!!

娘に親の背中を見せてやるぜー!!

あー、でも時々モーレツに
消えてなくなりたい。


そんな不安定な精神状態だった頃。。。。


唯一の楽しみが「読書」でした。



難しい本を読んでいたわけじゃなくて、

漫画だったり

小説だったり

スピ系の本だったり

自己啓発っぽい本だったり

結構、ありとあらゆる本を読み漁ってました。



今思えばね、
「現実逃避」だと思うんだよね。



本を読んでいる時って
その内容に、全ての思考が
持っていかれているから。



それは、物心ついた頃から、
介護職をやめるまで
ずっと続いてて、

休みの日は本屋に行くっていう
ルーティンだったんですよね。



妄想パラダイス!!



任侠モノの映画を観た後に
肩で風を切る歩き方になっちゃう
みたいに

読んだ後は
主役の気持ちになっている・・・



そんな「何者にでもなれる」感が
ヤバイくらいに好きで(笑)

その中でも、
何度読んでも爆笑しまくる。。

そんな奇跡の本があって、



その作家さんの本だけは
今でも時々(本当、最近はしばらくぶりにだわ)
読み返したりします。



でね、
本を読みまくって
その作家さんの文体が
好きすぎて

「書く」ってこうなんじゃん!!
って目が覚めたっていうのかな?

ある時から、
「書く」こと=面白いこと
に変換されたんですよね。



現在、まだ「書く」が苦痛だな、


何書いていいかわかんないな〜

それから・・・

筆文字で
言葉が書けない・・・


そんなふうに思っていたら
このポイントを知ると
「書けない〜〜〜」から
脱出できますよ。



それは・・・・
「書く」ためのたった1つのポイント!!!!



その答えってすごくシンプルで、
「どんな思いを伝えたいのか?」それを意識するだけ。


『思い』とは・・・

・ある物事について考えをもつこと。
・またはその内容
・予想、予期、想像
・願い、望み
・物思い、回想
・思慕の情、愛情、恋心
・執念、恨み
・あることを経験してもたらされる感じ
・(多く名詞の下に付いて)ある対象を気にかけ、
 大切にする気持ちが特に強いことを表す。
(Google先生より)


意外にもこうして見てみると
なんでもアリじゃん!!!って
思いません???



うまく書こうとしないで
今、頭に浮かんだ「思い」を
話すみたいに
文字にすればいいんですよね。



例えば、
恋心なら・・・

私、ジャニオタなの、
〇〇くんサイコー!!

見た見た??あの手の動き!!
振り向いた時の首の角度!!!
テレビ越しだけど目が合ったもん。

あれはね、私を見ていたの!確実に!!

と、オタクっぷりを垂れ流せばいいし




恨みなら・・・

許せーん!!数学の出っ歯メガネめっっ!!

私の豆腐より柔らかい頭を
教科書の角で叩きやがって〜〜〜!!!
(今なら虐待で懲戒免職ね)

末代まで祟ってやる〜〜!!
お前んちの井戸から出て
皿数えてやるからなっっ!!

覚えてろよっ!!
こんチキショーめ!!
(現代に井戸って貴重じゃね?)

・・・ってな感じです。



で、ここで
すでに例文で出ちゃってるけど(笑)

「思い」がわかった後に・・・
じゃあ
どんな感情をのせるのか?です。



嬉しい?悲しい?怒り?楽しい?の
喜怒哀楽。



他にも・・・

あったかい?冷たい?
暑い、熱い、寒い、めちゃくちゃ寒いとかの
温度。


伝えたい『思い』が明確なら
簡単に書けちゃいます。


脳と手は連動しているから
イメージするのが大事って
ことなんです。


と、まあ、
ここまで「書く」ポイントです。


まとめると・・・
どんな思いや感情、温度を伝えるのか?
要するに一言で言っちゃうと
『五感』です。


HSP、ひとみしりだと特に
この『五感』を意識することで
より豊かな表現ができるんです。

感覚の繊細さを活かして、
独特の視点で書くことができちゃうんです。


あなたのその思いは
飾らずそのまま言葉にしていけば
伝わります。


ぜひこのポイントを意識して
ゆるっとサクッと書いてみてくださいね〜


きっと、すぐに
何かしらの変化が感じられますよ。
 

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前回のお話

 

 


■【HSP(ひとみしり)のための言葉の力7つの習慣】

〜言葉のリズムと感情の関係とは〜

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人の感情って、ある"何か"がピタリと合うと大きく動く・・・・

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うちの近所には、
毎日お散歩をしている
おじいちゃん、おばあちゃんが
たくさんいます。


その中でも
あまり外に出ない私が
かなりの確率で遭遇する
小さなおじいちゃんがいます。


本っっ当に、いつもいる。


一日中歩いてるの?ってくらい・・
いる。


雨の日にショッピングモールに行ったら、
そこでも歩いている!


すっごいなー、
それ見習いたいなって
小さいおじいちゃん見かけるたびに

気持ちが動く・・・私・・・



でね、多分ね・・・
リハビリで歩いている。


介護職時代に、
たくさん見てきたパーキンソン病の方の歩き方と
似ているんですよね。


そして小さいおじいちゃん
いつもイヤホンで何かを聞いている。



うちの娘は・・・

『ラジオかな?
それとも、
もしかして意外にAKBとか?
あ!!アニソンかもね〜笑』



なんてふざけたことばっか
言ってますが。。。


私は、それってもしかして

リズムを取るための音楽
なんじゃないかなって、勝手な推測をしてます。



パーキンソンの方は、
なかなか最初の一歩目が足が出なかったり、

「突進歩行」って言って
その字からもわかるように
前のめりに突進していくみたいに
歩いたりするんです。



でもね、
メトロノーム
(音楽でテンポを取るための振り子状に動くやつです)を
カチカチしてリズムを取ったり

「イチニ!イチニ!」って
掛け声かけると
するっと普通に歩けたりするんですよね。


不思議なんだけど・・・


歩く時って、
普通に歩けている時は

「当たり前」で
気づこうともしないんだけど
無意識にリズムを取って歩いています。



パーキンソン病は、
脳の仕組みが少しバグを起こしているから、
その「当たり前」を
忘れちゃってるんです。


だから、忘れた部分を補えば
歩けるんですよ。



この「リズム」って、
私たちの体の中で
いろんな部分が
無意識で動いてくれている。



心臓とか
脈とか
腸とか
リズムをとりながら
動いてくれている。



音楽を聞いて
いろんな感情が生まれるのは
毎日絶え間なく私たちが、
リズムを刻み続けているから
なのかな・・・なんて思います。



言葉を見たり、聞いたり、
それで

感情が動くのも「言葉のリズム」に
体の内部のリズムがピタリと合う、
そんな瞬間なんじゃないかなって思います。


特にHSP、ひとみしりだと、このような微妙なリズムだったり
感覚の変化に敏感なんですよね。。


私たちが
生きていくのに
切っても切れない「リズム」

あなたは今日、どんなリズムで
どんな感情が動くんだろうね。



こんなことを意識して
毎日を過ごすと
新たな発見があるかもしれません〜


HSP、ひとみしりでも
自分のリズムを意識することで、
他の人とのコミュニケーションの
リズムを見つけやすくなるかもしれないですよね。


何か「リズム」を意識してみて
もし何か発見したなら・・・

ぜひぜひ教えて下さい♪

前回の話

【わたしの世界観】

 

 





障害者施設でのお仕事。

利用している障害者の方
数名の方を除き

日中の生活はここでの生活が
全ての方が少なくない。


数名の方は、
障害の程度が比較的軽度で
他の作業所
(つまり軽作業をしてお金をもらっている)
のお休みの日に

余暇をさらに充実させるために
来所している。


そんな利用者さんたちの
ここでの最大の楽しみは
「行事」だ。

季節のイベントに合わせて
さまざまなことが行われる。


その準備はもちろん私たち職員の仕事。

私はここに来て間もないわけで、
全ての行事が初体験。

行事の前になってくると、
利用者さんから詳しい行事の流れが
こちらから聞いてもいないんだけど
全ての情報が入ってくる。


みんな楽しみで仕方がないのだ。

去年はこうだった。
あの人がああしてこうした。

彼ら、彼女らの中には
ものすごい記憶力を持った人もいる。


そんな彼ら彼女らから聞く話は
普通の健常者の話よりも
リアリティがあって

映画館にでもいるような
現実味があった。

ある時は、
障害者のための音楽会にみんなで出演すると言う。


そういった催しはほとんど日曜日。

強制的な休日出勤。

1ヶ月以上前から、
地域の専門家の人を呼び
(所長のに人望だと後から知る)

練習しまくる利用者。

乗り気じゃない人もいるけど、
大体の人がノリノリ。

絶対音感を持っている人もいる。
耳で曲を聴き、楽譜なんて読めないけど
正確にキーボードで弾いちゃう。


常識じゃ考えられない。

その人に、
「メロディがイマイチわからないからさ、
なおさん、ちょっと歌って」と言われ

歌ったら・・・・

なんかちょっと違う感じで弾いてた。

そう、私の歌う音程がズレまくってて
その通りに弾いてくれたもんだから、

そばでやりとりを見ていた先輩職員さんが
笑いをこらえながら、
他の利用者さんの相手をしていた・・・・

いや、マジで自分の歌って下手なんだなぁって
顔から火が出そうになっちゃった・・・・


そんな音楽会もあったり、
踊りを踊るという会もあったり、

私が知らなかっただけで
たくさんの障害者のためのイベントが
県や市民団体で催される。

日本の福祉事業も
捨てたもんじゃないなって思った。


だってその行事を
本当に心の底から楽しみにしている
障害を持った方が

こんなにもたくさんいるのだから。。。


これって健常者だけの中で
普通に過ごしてて
一体どれくらいの人が知っていることなのだろう。


こんなにも純粋な気持ちで
一つ一つのことに
全力で取り組む障害者の人たち。


まあ全員が全員ではないのだけど
(中には無気力な人や、何も意味がわからない人もいます)

私のいた施設の障害者の方は
ほとんどが素直で純粋な人間らしい人たちだった。


楽しいことは楽しい。
不満なことは不満。
悲しいことは悲しい。

嬉しいことは嬉しい。

喜怒哀楽の感情をストレートに表現する。

だから、時にはルールになぜ従わなくてはいけないか?
って言うことで所長に何度も諭されている人もいたけど

ちゃんと感情を持っている
1人の人間の人たちだった。


年上の利用者さんが多かったのもあって
みんな私のことを妹や娘のように
なんでも色々と教えてくれたのも
この障害を持った利用者さんたちだった。

病名や特性がある。
だけど、ちゃんと人間だった。

私は、そこで仕事をするまで
そういった人と触れ合う機会すらなかったから

偏見まみれだった。

・怖い
・やばい人たち
・話通じない
・何考えてるかわかんない
・汚い

そんなふうに少なからず思ってた私は
なんて無知だったのかと恥ずかしくなる。


同じ生きている「人間」だった。

勝手に病名をつけたのも
人間じゃないかとすら思った。


そんなことに気づき始めた
障害者施設での「仕事」

徐々に私の中の今までの人生で得てきた
『価値観』が変わるのだった・・・・


続く
 

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前回のお話

 

 


■【HSP(ひとみしり)のための言葉の力7つの習慣】

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やりたいことがなかなかやれない・・
そんな時の解決方法


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こんな事ってありませんか?

『あれ?気づいたら、
本来のことと別なことしてるっ!!』

特にHSP、ひとみしりだと
周りの刺激に敏感で、気が散りやすいことって多いですよね。

例えば・・・

何かを検索しようと思ってスマホ見たのに
LINEの通知が気になって開いてみたら

とある化粧品屋さんからの
セールのお知らせ・・・


”え?期間限定じゃん!”って
ホームページに飛んで

いつの間にか
どれとどれを買って〜って悩んでる!!

はっっ!!
1時間も経ってるっ!!
何を調べようとしてたの?私は!

・・・・・なんて事、ありません?


私はよくあります。
(っていうか、例え話が昨日の実話w)

これ、あるあるですよね。



私の受講生さんの中にも、
私の実話のように

アホな泥沼じゃないけど、
「いつの間にか別なことしてるわ」
っていう泥沼にハマる人続出しています。



でね、何度も何度も
お話ししていて共通点が見えてきた!


泥沼にハマりそうになるのは、
好奇心旺盛で、「やってみよ」って
すぐ行動する人に多い。


これってね、

個人でお仕事するには絶対に欠かせない長所で、
めちゃくちゃ良いことなんだけどね、

気づくと、さっきテレビで見た
簡単に出来るレンジ料理なんかを
ソッコーで作り始めてたりするんですよ。


あれ?今さ、
動画原稿書いてたんじゃない?
それ、どうなったーーー!!!
戻ってこーーい!!!
って感じで。



気になると、やらなきゃ気が済まない。

あるよね・・・

探し物してて、見つかるまで
他のこと全〜部、
ほっぽって探し続けちゃうとか。


HSP、ひとみしりさんって特に、
細かいことが気になりやすくて、
しかも完璧主義な傾向があるんで
こんな状況になりやすかったりします。


結局、「やらなきゃ気が済まない」を
繰り返していると

「本来のやりたいこと」が
おろそかになるので最終的に遅れる・・・

もしくは達成できずに終わる・・・
なんてことになりかねないんですよね。

そんなの嫌じゃないですか〜


だからね、そんな時には
「集中力増強シャボンヘルメット」
(ドラえもんの道具〜〜笑)



(画像お借りしました。。どっかのサイトから)


もうね、そこしか見ない!!
見ざる言わざる聞かざる作戦ね。

(あ!!見ざるはだめだな、見えなきゃ何もできないじゃん笑)



先に、スマホや漫画はわざと
取りに行かなきゃいけない
めんどくさいとこに置いておいてね。



ヘルメットをかぶる前に、
◯時までにとか
◯日までにとか
決めておくのがいいです。
(ご飯は食べてね)


好奇心をそこだけに注ぐってイメージ。

「もうあなたしか愛せないの」って盲目になって下さい笑
(自分で書いててキモっ!って思った)

HSP、ひとみしりだと、
新しい環境とか人との接触に不安を感じやす勝ったりするけど
この方法を使えば、自分の世界に没頭できる!!のです。



こんなん繰り返していれば
「やりたい」って思っていること

ヨユーで達成できるんじゃないかなー。。。
って思うわけです。


ぜひぜひあなたもやってみてください。


注意:
「集中力増強シャボンヘルメット」は妄想でお願いしま〜す。
エアーヘルメット略してエアヘル・・・笑
(ドラちゃんはうちにいません)

前回の話

 

 




障害者施設での仕事。

はじめてから最初の1ヶ月。

全てを「見て覚えてね」というスタイルで
特にマニュアルのようなものはない。

当たり前だ。
人間相手でしかも一般の常識では考えられない
行動をする人たちのサポート業務なのだから。

一人一人の利用者さんの特性を
ファイルを見て、
実際に話しかけて
一緒に行動してみて
対応策を考えていく。

実際にやってみて
これって本当にその人のことを
『知りたい』と、そう思わなければ
クリアできないことなんだって
身を持ってわかった。

私は今まで、
こんなに真剣に1人の人間に
向き合ったことがあるんだろうか・・・

ないな・・・

家族であっても
ここまで真剣に考えたのは
自分で産んだ子供のことだけだ。

ってことは・・・・
人間にちゃんと向き合うって

自分の子供と同じくらいのレベルで
しっかりと真剣にその人のことを
考えていくってこと。


これ、私にできるかな・・・
そんな一抹の不安もあった。


だって今まで全く「人間」と
そこまで深く付き合ったことがないから。


でも、「仕事」だから
やるしかない・・・

そんな決意も新たにしてた。



職員の人は施設の所長の息子を除き
全員が年上だった。

当時私は30代前半。
一番若かった。

母親のような年代の方もいた。

だから、どう見ても若者、子供だ。

失敗するたびに
見るに見かねてそっと手を差し伸べてくれる
お母さんのようなお姉さんのような先輩たち。


そして
仕事の中で重要な業務でもある送迎。

1人で数名の障害をもった利用者さんを
車で送迎する。

ここの利用者さんは
それぞれの障害によって

ほとんどがグループホームと呼ばれる一軒家に
数名で暮らしている。

もちろん、そこに寝泊まりを交代でする
世話人という職員さんもいる。


自宅から通っているのは
私と同年代より少し下の
20代〜30代の利用者さん。


親が健在なうちは
家族と一緒に暮らせるから
自宅からの通所なのだろう。

それでもいつかは親は先に亡くなるのだから
いずれは施設やグループホームなのだと思う。

それを考えると少し切ない気持ちになったりした。


そのグループホームやそれぞれの自宅への送り迎え。

いずれ1人でやってもらうからねと言われ、
先輩と一緒に車に乗り込む。

はじめは乗り降りのサポートのみ。
それだけでもめちゃくちゃ大変だった。

・乗りたくないという利用者がいる
・席はそこじゃなきゃダメだという利用者
・誰々の隣は嫌だという利用者
・車のナンバーを覚えてて違うナンバーの車で行くと乗車拒否
・お気に入りのタオルがないと行かない

などなど。

個人個人で変なこだわりが強い人だらけ。

職員の先輩たちも、所長がいつも言う
「病気の人たちだから」

その言葉を呪文のようにつぶやくのだ。

先輩たちは、子育ても人生でも先輩だ。
ここの仕事でも日の浅い人で1年。

長い人だとここの施設ができる前身の
大きな施設時代から同じ利用者さんと
付き合いのあると言う先輩もいた。

全員がベテラン。

こんな時は利用者にこんな言葉をかけるといった
経験値からの行動。


これってちょっとやそっとの
ポッと出の私にできるとは到底思えない。


もうその時点で
だいぶ打ちのめされてたけど、

でも頑張りたい!その気持ちが勝ってた。
意地だったのかなって今は少し思うけど。



そして、数週間たった頃、
念願の「運転してみて」と

職員の先輩の中でも
一番怖いって言われてる人から言われ、

軽自動車しか乗ったことない私は
おっかなびっくり運転席に乗る。

当たり前だけど、
ワンボックスカーの目線は
軽自動車とは違い高いところにあった。


あれ?意外と楽に運転できる。

そう、前が短い、目線が高いから
運転しやすい車だったのだ。


運転するだけなら、
私でも10年以上の運転歴でカバーすることができた。

しかし!!!
一番怖いという噂の先輩が目をつけていたのは
そこじゃなかった。

「あなた、毎回靴脱いで運転するの?」

そうなのだ。私は免許を取った頃から
車の中が汚れるのが嫌で
”土禁”の車にしていた。

だから靴下じゃないと
アクセルやブレーキの感覚が掴めなかった。


それを正直に言うと、

怖い先輩は言った。

「もしも、何かあって一刻も早く
車から降りなきゃいけない事態になったら
あなたどうするの?」と。


もう、ぐうの音も出なかった。

最もだ。

車を運転する=命を預かる

そんな時、咄嗟の行動を
いつも常に考えておかなければいけないのだ。

その一件があって、
それからもう2度と
送迎のサポートはさせてもらえなかった。


なんか、私って全然一人前じゃないな、
いつまでもダメだなって

ここで勤めている間の
毎回の送迎の時間、

その日の準備や掃除、雑用をしながら
ずっとずっと思うことになる。


そして、自分の車を”土禁”にすることは
この時から一切やめた。。。。


続く