がん教育外部講師を、退院した年からさせていただいていて、小学校から大学まで幅広く呼んでいただけています。
ご縁を繋いでくださる方々に感謝しています。
講演の狙いとしては過去の記事に書かせていただいた通りなのですが、ここに時々葛藤を感じる時があって悩ましいのです。
『がんは(種類にもよりますが)不治の病ではなくなったが、それには早期発見早期治療が不可欠。平常時に予習しないと正確な知識は入ってこない。』ということが伝わるような話をしたいと思うのですが、問題がここにあるのです。
つまり、今、苦しんでいる方々(現在進行形、過去形ともに)の耳に入ると、大きく分類して2タイプの反応が返ってきます。
●タイプ1●
『備えをしなかったことを責めているのか?我々の失敗をネタにしているようなものではないか。自分がうまくいったからと言って偉そうなことを言うな。』
●タイプ2●
『私たちのような辛苦を味わう人が増えないように、いろんなところで対策を伝えてください。応援するよ。』
私は自分の体験を話しているだけ。
私には他所様のことをネタにするような権限はありません。
それに、タイプ2の皆様は気付いてくださっていることなのですが、私の話はがんを他人事に感じている方々に聞いていただきたい内容なのです。
既に経験済みであったり、近親者が経験していたりする方々には不必要な話であり、そういう方々には別のお話が必要とされていると思うのです。
日本人の2人に1人が罹患する時代です。
自分が罹患しなくても近親者が罹患することは、よほど天涯孤独でない限り100%です。
そして多くの罹患者は病気を隠しています。
見た目には殆どわからないのががんという病気です。
この数字は真実です。騙されないで!
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