およそ5カ月間の入院生活を2017年から2018年にかけて送っていた私です。

4人部屋で過ごしていました。

がんと言いましても今時、治療目的で5カ月間入院する人は稀です。
そのため私が居させていただいた4人部屋には、5カ月間にいろんな患者さんが入院したり退院したりしていました。

中には、とても仲良くしていただけてLINE交換までしてくださるような方もいらっしゃいまして、今でもご縁が続いています。

そのような「がん友」の中にKさんがいます。
だけどKさんだけはLINEでのやり取りが叶わなくなってしまっています。

なぜならば今日がKさんの命日だからです。
亡くなってちょうど1年ということになります。

このブログを書きながらその当時のブログ記事を読み返してみましたら、泣けてきてしまいました。



そして、その当時決意した気持ちを、今一度思い返して頑張ろうと思うのでした。

それに私、ものすごい勢いで毎日忙しく動き回っていたのですね。

それに比べて、ここ数日間の私の方が全然勢いがないかも。

この土日に仕事のことがきっかけで、ちょっと落ち込むことが続けざまにありまして、、、。

普通に、と言うよりもむしろ普通より元気に動けているのに実はダメージが残っていて衰えているところがあったのだと気づかされ、それが大大大大ショックなのです。

治療が終わって1年以上経っているにもかかわらず、、、ですよ。

これは周囲の皆様にとっては全然気づかない部分だと思います。
つまり今後の活動に影響はありませんので、ご心配なさいませんように。

もっと言い換えますと、自分だけが自分の変化に気づいて不便さを感じ、もがいているとでもいいましょうか。
突然見つけた自分の変化なので、もしも自分の取扱説明書があったら欲しい気分です。

具体的にどのようなことなのかを列挙するのはナンセンスだと思うので、ここには書きません。

だけど、どうしても自分の中だけではこの気持ちを消化しきれなかったので、各方面の先輩方に相談してみました。

ある先輩は
「あなたが以前、一流のマイナーになりたいと話していたことが今でも記憶に残っている。自分の心がぶれないことが大事なのでは?」
とおっしゃいました。

『一流のマイナー』とは、「その土地ならではの温かみやその土地の空気を知っている者でないと、それを生かし、それに乗っていくことができないはずなので、それを大事にしたい。」と思っている自分に気づいて、その部分を伸ばしていこうと思い、言った言葉だったと思います。

そもそも、私の伸びしろを少し違う方向に伸ばしたいという思い(メジャーにあってマイナーにない部分を少し入手してみようという思い)が芽生え、少し頑張ろうと思った時に前述の「ダメージが残っていて衰えているところ」に気づかされ、落ち込んでしまったのです。

、、、こんな時にKさんだったら何と言うでしょうか?

そのままの自分で堂々としていればいい、と言ってくれるでしょうか。

Kさんが褒めてくれた「キラキラした声」をいつまでも響かせ続けることができますように。

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