最新福祉脳!?夢想転生 -953ページ目
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償いの介護

徒然なるままに、
日記を書いていこうと思うので肩肘張らず聴いてください。ラブラブ!


テーマは福祉。


福祉ってイメージ茶色いみたいだけど、
力入れすぎず、読んでくれたら幸いです。
必ずあなたの心をオレンジ色にします。

あったか~い。
ね。グッド!



私は介護事業所やっているんですけど、
色々な人と関わっている中で、自分がどれだけ幸せで居られるか、
また、他の人も幸せでいられるかってことを考えられたらいいなと思います。



さて、
先日ご相談にいらした老々介護のご家庭のお話。
二人とも80歳を過ぎている。

夫婦間の介護観は他人だから大きな意味で愛。The Love。無償。
家族間の介護観は血が繋がっている分、ある意味義務。



言い切るのは良くないけど、
長く連れ添った妻に対する夫の想いの一例ね。



本人は認知症で6年くらい。
30秒前の記憶は無いし、場所が分からない。
たまに物も取り違える。



旦那はずっと本人の傍に居る。
もともと、なにかの研究員で、非常に研究熱心。
奥さんの脳みその状態を良く知っている。



旦那は言うわけ。

「所長さんさあ、しょうがねえよな。俺はたくさん遊んだし、

でも、ずっと居てくれたんだよね。今更反省してもしょうがねえんだけど、

これさあ、償いの介護なんだよね。

ごめんな、ありがとうな、って思って一緒に居るんだ。

若い頃はコイツが一緒に居てくれってずっと行ってたんだけどさあ。

今は、俺のことも分からないこいつに、俺が一緒に居てくれって頼むんだよ。

人生ってバランス取れてるよなあ。」


どれだけ遊んだんだ!旦那さんよ!!叫び
バランスとるなら、今からおっかさんはそうとう遊ばないといかんぜよ!ガーン


・・・という突っ込みを入れることが出来ないくらい、
いい顔しやがって。
償いの介護といいながら充実しているんだね。
と思って、ほろっニコニコとしましたよ。

じゃあ、私に出来ることは無いか!?
と思いました。



うちのかみさんに言うわけです。
「もしも君が認知症になっても僕のことを忘れないでほしい。」

とね。


うちのかみさんは

「あんたいつも言っているじゃないの。
忘れること事態が病気の症状。忘れないことが愛ではない。

忘れたくて忘れるものじゃないでしょ!?
忘れたときにでも愛せる自分で居るべきで、それが私に対する愛情でしょ!?」
ガーン

ごもっとも。
いつもご相談に来たご家族にお話していることだ。
全く心強い。



いつまでたっても、愛し、愛されることは幸せなことだね。

その関係性を継続していくにはどうしたらいいかと考えるのも、
私の福祉の仕事。


愛の継続の支援者。
いやあ、かっこいいじゃないか。
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