星の輝き、月の光 -26ページ目

星の輝き、月の光

「イケメンですね」(韓国版)の二次小説です。
ドラマの直後からのお話になります。

 

「シヌとはもう会うな」


「え?」


「俺のことが好きなんだろ、だったらもうシヌに会う必要はない。別れ話なら電話でだってできる。何なら俺がシヌと話をしてやる」


「でも・・・」


「何だ?」


「私が直接言わないといけないんです。ごめんなさいって」


ふんっ。

ミニョのそういう律儀なとこは好きだが、もうシヌには会わせたくないのに・・・


「えっあっ、ちょっ、ちょっと、テギョンさん、何するんですか」


「何って、薬塗ってるだけだろ」


袖をめくって両腕の傷に薬を塗った俺は、次は脚だなとバスローブの裾をめくった時、思いもかけずミニョの抵抗にあった。

ミニョは膝をぴったりと閉じ、俺のめくった裾を上から両手で押さえつけている。


「俺に下心でもあると思ってるのか。純粋に薬を塗ろうとしただけなのに」


心外だなと俺は不満げに大きなため息をついた。


「す、すみません、でも・・・」


「判った、じゃあOKなとこまで自分でめくれ」


ミニョが大きく息を吸ったのが判った。ひと呼吸おいて、布がそろりそろりと上がっていく。血の出ている膝頭が現れ、それに続く太ももが少しだけ顔をのぞかせた。

俺は片膝をつくとミニョの脚にも薬を塗り始めた。しかし腕の時はおとなしくしていたミニョは、脚に薬を塗りだすと、もぞもぞと脚を動かし始めた。


「おい、じっとしてろ、塗りにくいだろ」


「で、でも・・・」


見上げればミニョは、きゅっと口を結び、何かに耐えているような顔をしていた。


「く、くすぐったくて」


「はあ?そんなの我慢しろ」


俺が薬を塗り続けるとミニョは息を詰めた。必死に我慢してるんだろう、時折くっと笑い声が漏れる。それを見て俺のいたずら心がムズムズと動き出した。


「見てるから余計にくすぐったい気がするんだ、目を瞑ってろ」


目を閉じさせ、「おっ、ここはひどく赤くなってるじゃないか」と大げさに言い、薬を塗っていく。そしてそのまますぐ横の傷のないところへも指を滑らせていった。

すべすべとした滑らかな太ももに、いかにも薬を塗っているかのように、くるくると指先を這わせる。外側から内側へとゆっくりと少しずつ小さな円を描きながら。しばらくすると、きゅっと結んでいたミニョの口から、笑い声とは違う声が漏れだした。


「・・・んっ・・・」


それは口というより鼻から抜けるようなはっきりとしない声。俺が指を滑らせるたび、ぴっちりと閉じた太ももの筋肉が、ぴくんぴくんと動き甘い声が漏れる。

この反応ははっきりいって予想外だった。俺はただ単にさり気なくくすぐって、それを必死で堪えるミニョを見て楽しもうとしただけなのに。

きつく閉じた瞼と切なげに歪められる眉。不規則になる呼吸と何かを抑え込むかのように噛まれた下唇。バスローブを握りしめる手はわずかに震えていて。


これは・・・ヤバいな・・・・・・


ムズムズとしたものを腰の辺りに感じると、俺はいつの間にか口の中にたまっていた唾をごくんと飲み込み・・・

ミニョの脚から手を離した。






。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆



こんにちは



お久しぶりです。



ずいぶんと間があいてしまいましたが・・・(;´▽`A``



お話を再開したいと思います。




よろしくお願いします。



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3分。

・・・5分?

・・・・・・10分!?


「遅い!たかが下着をつけてくるだけでどうしてこんなに時間がかかるんだ。救急箱まで用意して準備万端の俺をいつまで待たせるんだ」


なかなか戻ってこないミニョにいらついた俺は脱衣所へ向かいドアを開けた。


「何やってるんだ」


「え?あ、あの、その・・・」


膝を抱えて座り、俯いたまま何だかはっきりしない言葉を口にするミニョの腕を掴み、引っ張っていく。椅子に座らせると、俺は救急箱の中から傷薬を取り出した。


「ほら、手を出せ」


「自分でできます」


「いいから手を出せ」


手首を掴むと半ば無理矢理バスローブの袖をめくり、人差し指に薬をのせ傷口にそっと塗っていく。白くて柔らかな肌なのに、皮膚がむけているところは赤くなり、ひどいところは血がにじみ出て痛そうだった。

ミニョは黙っていた。

痛みのためだろうか。口を真一文字に結び、時々眉間にしわが寄った。


「どうして俺の電話に出なかったんだ。仕返しのつもりか?俺のこと好きじゃないのか。今だって俺の方、見ようとしないで」


電話のことを思い出すと腹が立った。シヌの電話にはすぐに反応してたのに、俺のことは無視。それに俺のことを好きだと言ったわりには、俺から顔を逸らしてる。俺は少しでも長くミニョのことを見ていたいのに。

ミニョは戸惑うように一瞬だけ俺に顔を向けると、またすぐに俯いた。


「電話のことは・・・すみません。ちゃんとしてから、と思って。私、今日・・・シヌさんとお別れするためにあのお店で待ち合わせしてたんです。シヌさんとのこときちんとするまでは、テギョンさんには会わないって決めてて。声を聞いたら、きっと会いたくなっちゃうから。だから出ないようにしてました」


「ずいぶん勝手な言い分だな」


「すみません」


「電話のことは判った。じゃあ何で今、俺の方を見ようとしない?」


さっきからずっと俯いたまま、俺が顔を覗き込めば慌てたように顔を逸らして。


「そ、それは、その・・・・・・あんな恰好見られて、テギョンさんの顔、まともに見れるわけないじゃないですか」


「あんな?」


「さっき、バスタオルが・・・」


なるほど、全裸を見られたことを言ってるのか。

よく見るとミニョは首も腕も脚も、恥ずかしさからか肌は全体に赤く染まっていた。きっと俯けている顔は、これ以上はないというくらい真っ赤になってるんだろう。

俺はくっと笑うと、軽く咳払いをした。


「安心しろ、俺は目が悪い、知ってるだろ」


「・・・あ・・・そういえば・・・・・・」


見えないのは暗いところだけなんだが。


「それに少し距離もあった」


「・・・確かに・・・・・・」


「バスタオルが落ちるのとお前がしゃがむの、ほとんど同時だったぞ。あんな一瞬でしっかり見えると思か?」


明るい部屋の中、ほんの数メートル先だから、ばっちり見えてたけどな。

俺の言葉に誘導されるように、「そうですよね・・・」と少し安心したようにミニョが息を吐いた。

俺はウソはついてない。

見えなかったとはひと言も言ってないんだから。

だから・・・

シャワールームで。

大量の泡を洗い流した時、なるべく見られないようにと俺に背中を向けていたミニョ。

反対側が鏡に映っていたことは気づいてないようだったから、俺はあえて黙っていることにした。




。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆ 。.:*゜゜*:..☆



うわー、もう四月も終わり(;^_^A

ずいぶん間があいてしまいましたm(_ _ )m





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