..::カクテル・マーメイド::..都会に棲む人魚たち -13ページ目

付いて来る…?!

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用事が済んだというのに、青年は私の後をずっと歩いていた。
不審そうに振り返ると、彼は私を追い越し、先を歩いていった。
――こういうのって、ホント苦手。まぁ、他人だからいいけど。。

不意に…

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――『ちょっと…!』

不意に呼ばれて振り返ると、さっきの青年がチップを返そうとしていた。「もらいすぎ。」

そう言って私を覗き込んだ仕草が、普段関わっている人たちと違って…どう接していいのか正直分からなかった。。

"夢追いフリーター"

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きっと彼は、"夢追いフリーター"ってやつね。私も夢を追いかけていた頃があったわ。懐かしい。

――あぁ、久しぶりに早く家に帰ったら、何をしようかしら。心なしか足が軽いわ。

いつか きっと…

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――思いのほか長居をしてしまったわ。
こういうときは、こうすれば いいのよね…?!


「いつかきっと、デビューできるわ」 私はチップを置いて、その場を後にした。

時間を忘れて

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私は青年の歌を聴き続けた。彼の紡ぐ音楽から、色々な風景が浮かんでくる。

まだ夜になりきらない東京の街が、色と音で溢れてくる…。