J-REITの資産規模が評価額ベースで減少 | 稼ぐ不動産にする!不動産鑑定士社長の極意

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こんにちは。

株式会社フローク・アドバイザリー成田です。



【J-REITの資産規模減少】

 東急不動産の調べによると、200913月期のJ-REIT(不動産投資信託)の資産規模が、85694億円から83829億円へと2期連続で低下したとのことです。

新規取得が少なかったのに加え、鑑定評価額の低下が響いたようです。


 また、全1855物件について、不動産鑑定評価会社を集計したところ、日本不動産研究所など5社で68%を占めるなど寡占化が進んだとのこと。


J-REITは一般投資家向けなので、寡占化した鑑定会社が同じキャップレート(利回り)目線で評価するのはいいことかも知れません。


 一方、鑑定士的には評価が硬直的になり、「良い評価」にならない懸念もあるなと感じました。