妊活中に私が救われたもの | 平凡な毎日からの新しい生活

妊活中は時間が進むのが長く感じて、周りから取り残されているように感じたり、孤独に感じたりして不安になることがあると思う。

 

私も同じ妊活仲間が先に妊娠して旅立っていくのを、時には喜べなかったこともあった。

今ではSNSで有名人が不妊治療をしていて、ついに妊娠できたときは一緒に喜べるようになったし、ほんと良かったなーって思うことが出来るようになったのだけれど、本当に切羽詰まってる時は他人の妊娠報告に喜べないのもそれもまた悪いことではないと思うし、こちらだって人間だし喜べない感情があるのも仕方がないと思う。

 

さて、ここで私が妊活中に見て救われた映画があって、それはNETFLIXのプライベートライフという映画だった。

 

ここからはネタバレになるかもしれないので、気を付けて読んでほしい。

私はそのプライベートライフという映画が不妊治療の映画だとは知らず、たまたまボタンを押してみたのだが、結果その映画は不妊治療を行うカップルの話なのだ。

しかしなぜ私がその映画に救われたのかというと、その映画の結末はハッピーエンドというものではなく、不妊治療のカップルあるあるという内容から最後は彼らが妊娠するしない、という結果を出さずにそのカップルは頑張っていく姿を映していって終わるからである。

要するに結末がない、これからどうなるかわからない。そして必ずしもみんなが不妊治療をしてハッピーエンドになるとは限らないという現実と、リアルな不妊治療の現実を映画にしていることで、私がこの映画を見て救われたのは、誰しもが不妊治療をする上で同じ苦しみを経験し、そしてもし自分たちの金銭的な限界で不妊治療をあきらめなければならなかったりしたときなど、人生の中で、結果が決まっておらず、自分たちで未来を作り上げることが出来、万が一自分が子供が欲しくてもできなかったときでも、別の選択肢を選択し、幸せに暮らしていけるかもしれないと思ったからである。

 

不妊治療歴が長く、不安に思ったりしたときにぜひこの映画を見てみてほしい。

もしかしたら少し元気になることが出来るかもしれないから。