7月29日は今日! | 作家・シナリオライター西村悠のブログ

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ラノベ作家・シナリオライター西村悠の近況報告とかです。

ブログの更新は久しぶりです。皆様、お元気でしょうか。こちらはありがたいことに、色々と忙しく過ごしています。

家のことも、仕事も、相変わらず一生懸命にやっています。ブログでも触れましたが、今年はtwitter、じゃない、今はもう、x? を初めまして、毎回緊張しながら投稿しています。呟きとはいえ、なにしろ世界中の人の目に触れるわけですから、勢いで呟くわけには――いや、時々勢いで呟いていますね。いつも文字数の制限にぶつかってしまって、文章を作る時間より、削る時間のほうが長いくらいです。楽しく触れさせていただいております。まだ不慣れな点も多く失礼がありましたら、申し訳ありません。(この間メッセージの返信で改行のつもりでリターンキーを押したら送信されて、というのを3回も連続でやらかしまして……送り先の方を、きっと驚かせてしまっただろうなと……)

さて、毎年7月29日はシナリオ制作で関わらせていただいたあの作品、夏空のモノローグについて(守秘義務に触れない範囲で)書くと決めています。

13年が経ちましたね。短いようで、長いようで。つい昨日のことのようで、遠い昔のようでもあって。これも毎年書いていますか。会社に所属している時代に書いた最後の作品で、この作品で、僕はようやく、自分で自分を認めることができたのだと思います。

当時、ネットで見た作品の感想のひとつひとつに、背中を押されるような気持ちになったのを覚えています。気持ちがほどけていくような感覚をはっきりと思い出せます。

 

こんな人間でも、全身全霊でぶつかれば、誰かに楽しんでいただける作品を作ることができるのだなと、安心したというか(もちろん1スタッフとしてですよ)。ようやく、小さな頃から憧れていた『物語を創る人』の、それはもう、あの頃の理想とはかけ離れてはいるけれど、それでもともかく、『物語を創る人』をようやく名乗ってもよいと思えたというか。

間違ってなかったんだな、と思えたというか。

そう、はじめて小説で賞をいただいたときも『間違ってなかった』という気持ちがあって、夏空のモノローグのときも『間違ってなかった』という気持ちがあって。『間違ってなかった」という言葉は、自分の中で結構大きなものなのかもしれません。

いえ、たくさん間違えてるんです。多分、人一倍間違えています。でも、それも含めて、間違えてなかったと思えることが重要で。

7月29日は、どうもしめっぽくなってしまっていけません。長年、変わらない思いで作品を支えてくださるファンの皆様に、深い感謝を。これからも、皆様に楽しんでいただける作品を目指して精進していきます。見守っていただければ嬉しいです。

何卒よろしく、お願いいたします。

 

暑い日が続きます(本当に暑いですね!)。どうぞ身体の調子を一番に。