仕事のこと、子供のこと、雑記 | 作家・シナリオライター西村悠のブログ

作家・シナリオライター西村悠のブログ

ラノベ作家・シナリオライター西村悠の近況報告とかです。

ご無沙汰しております。ライターの西村です。相変わらず忙しくさせていただいており、ブログの更新も滞りがちで面目ないと思っております。気にされている方がもしいらっしゃるなら、便りがないのは元気な証拠と思っていただければ幸いです。

 

まずは、大分時間が経ってしまったのですが、ららマジのお話。
この夏、『ららマジノベライズプロジェクト』の返礼品がプロジェクトを支援してくださった皆様のもとへ届いたということで、その際このブログにも文を載せようと思ったのですが、なかなか余裕を見つけることができず、大分時期がずれてしまいました。申し訳ありません。今更ながらではありますが、ご支援をいただいた方々、本当にありがとうございます。皆様のご支援のおかげで、本来であればゲームの終了と共に消えてしまうはずだったららマジの物語を、ノベライズという形で残せました。そしてその物語を、また少しだけ前進させられたことを、大変ありがたく思っております。
取捨選択が難しくあれもこれもとやっている間に、大分ボリュームが増してしまいましたが、少しでも、読まれた皆様のご満足いただけるものになっていたらなと思います。

 

他にも、今もシナリオ周りのお仕事や、いつか世に出したいと思っている小説の準備など、頑張っておりますので、いずれどこかで名前を見かけたときには、何卒よろしくお願いいたします。

 

仕事のこと、とは少し違うのですけど、5月に第三子を迎え、寝付くまで世話をするのが僕の仕事となっています。上のふたりと同じように第三子もだっこしていないと、それはもう盛大に怒ってしまいますので、怒られたくない僕は、基本的にはずっと抱っこをするはめになるのですが、そうなるともう、なにもできないわけです。本も読めないし、仕事なんてもってのほか。この時間をなんとか有効利用できないものかと考えた結果として、今まで時間がなくて見られなかった映画、ドラマ、アニメなどを視聴しようと思い立ち、現在に至るまで色々見てきました。

 

特に第三子を我が家に向かえて3か月くらいは寝付いたと思ったら起きてまたむずがる、みたいなことがしょっちゅうで、まったく眠ることなく朝を迎えたということもそれなりにあり、そのありあまる時間で様々な映像作品をみました。マーベル映画一通り、最近のものから一昔前の、いつか見ようと思っていたTVアニメ、ドラマ、映画。もうなんでも。最近はサブスクにさえ入っていればそれこそ浴びるように見られるので、自分でも驚くほどの作品に目を通しました。ここのところの個人的なヒットでいうとアニメなら『オッドタクシー』とか『かげきしょうじょ』とか『スペースダンディ』とか『王様ランキング(これはまだ途中ですが)』とか。

ドラマなら『アンナチュラル』『MIU404』。どれも脚本が秀逸で、勉強になります。

映画なら『JOKER』『殿、利息でござる』なんかも印象に残っています。

 

いや、本当に勉強になっています。こういう職業にあると、どうしても入ってくる言葉より、出ていく言葉の方が多くなり、段々と自分の中から創作に関係する力が抜けていくようにも感じられるのですが、今、数年分の渇望を満たしているような気持ちでいます。これを燃料にして、もっともっと良いものを書いていきたいと思います!

 

話がまた変わりまして、一番上の子が、最近プログラムにハマっていて、見守っている僕としてもとても嬉しく思っています。去年のコロナで、学校が休校になった際、これはプログラミングに触れてもらうよい機会になるかも、とマインクラフトを親子で始めたのをきっかけに、マインクラフトのレッドストーン回路(ゲーム内で電気回路のようなものが作れる要素です)をそれとなく勧め、それを楽しんでいる途中で、ゲーム内コマンドを操作して遊ぶことを勧め、そして現在、PCでスクラッチという教育向けのプログラミング言語を作ったゲーム制作を勧め、それぞれの段階で見事にのめり込んでくれています。

 

僕自身、小学生の頃、父親がどこからか用意した非常に古いPCを好きに使っていいと言われたので、BASICという言語でゲームを作って遊んでいた経験があり、そのときの経験が今の自分を形作る大きな要素の一つになっていました。プログラミングに親しむ、という要素にはたくさんの教育に繋がる要素があると、個人的には思っています。

 

まず、PCなどのデバイスは、コンテンツを消費するだけでなく、コンテンツを作るための道具にもなる、ということを知ること。身体になじんでいるかどうかで、将来を大きく左右するだろう、情報との付き合い方が、ガラリと変わるような気がします。

 

ものをつくる楽しさや、自分の作ったものが誰かを楽しませたときに得られる喜びは他の何物にも代えがたいことであること。これもすごく大切ですよね。これを知っていれば、長い人生で、時間を持て余すようなことはほぼなくなるはず。

 

また、問題が起きたときどのように振る舞うとうまくいくのか、という、問題解決の工夫や分析について、これ以上ないくらいの学びの場になります。自分の経験上でも、プログラムがたとえコードの丸写しだったとしても、大体どこかでミスが発生するものなのですが、このとき、

『何が原因でうまくいっていないのか分析→どうすればうまくいくのか検討→実行→うまくいく→嬉しい』という経験を気軽に重ねるよいチャンスになります。失敗からの学びと立ち上がりの基本姿勢を身に着けることができるのが、とてもよいのではないかと。(個人的に人生においてかなり重要なスキルだとも思っています)

 

このまま色んなことにチャレンジして、学んでいってほしいなあ、と思います。本当に。

 

では、本日はこのくらいで。このブログももう少しだけ、更新頻度上げられないかと考えております。考えただけで終わる可能性もありますが、何卒よろしくお願いいたします。

 

最近急に冷えてきました。皆様、お身体には気を付けていただければと。失礼いたします。