ららマジのこと | 作家・シナリオライター西村悠のブログ

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ラノベ作家・シナリオライター西村悠の近況報告とかです。

お世話になっております。西村です。
20年6月3日にららマジというソーシャルゲームがサービス終了を迎えました。その日のうちにこの記事を投稿しようと思っていたのですが、あれこれと仕事をこなしているうちに、大分遅くなってしまいました。相変わらずタイミングが悪く、申し訳なく思っております。

僕はこの作品にシナリオライターとして関わっていて、配信されていた3年半とそれ以前の開発期間を考えると、本当に長い時間をこの作品に注いできたのでした。毎週毎週が、この作品を中心に回っていたんです。新しいコンテンツを出し、プレイヤーの皆さまからの評判や感想を拝読させていただいて、参考にしつつ次を考えるというサイクルに夢中になっていました。以前もどこかで書いたような気もするのですが、それはほとんど対話のように感じられて、配信後の3年半は本当に経験値がたまっていったような気がします。
やりがいという意味でも、勉強という意味でも、仕事という言葉では収まりきらない何かがあったように思います。
開発に携わっている期間、本当に幸せでした。

ららマジの配信が終わるというのは、あらゆる面において、僕にとって大きな変化で、まだこの状況に頭がついていけず、言葉になっていないというところが正直なところではあります。

けれど、ここで得られたものは必ずこの先に活かしていこうと思っています。


ゲームの一構成要素でしかない物語。その物語でさえ、僕ひとりではなく、チームで作っていきます。色々なものが相互に干渉しあってひとつの作品に練り上がっていく。どの構成要素も、他の構成要素と無関係ではいられない。ゲームっていうのは、そういうものです。ですから、あまりこういう個人的な場で、我が物顔に話すのも、また違うかとは思います。ですので、今日はこれくらいに。

とにかく、感謝しかありません。関係者の皆様、遊んでいただいた皆様。
本当にありがとうございました。