ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

タダナリさん(仮名・40代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

タダナリ「去年、離婚したんです」

 

僕「女性と結婚していて……離婚されたってことですね? 離婚理由は、タダナリさんがゲイだからですか?」

 

タダナリ「最初は、自分はバイセクシャルだと思っていて、女性もいけると思って、いい感じになっていた同僚女性と結婚したんですが……」

 

僕「今のタダナリさんは、バイセクシャルじゃなくてゲイってことですよね?」

 

タダナリ「8年前に結婚した当初は、妻と普通に夫婦生活できたんです。でも、だんだんとその気がなくなって……」

 

僕「女性としたくなくなってきた?」

 

タダナリ「そうなんです。独身時代、ゲイの経験の方が多かったので、そっちで遊んでみたら……」

 

僕「男性とは、全然、いける?」

 

タダナリ「結婚を機に、ゲイは卒業するつもりで、ご無沙汰だったので、久しぶりの男同士で、興奮したんです」

 

僕「それで……離婚?」

 

タダナリ「それもあるんですが……妻の様子が変で……問い詰めたら、外に好きな男がいて浮気していたんです」

 

僕「奥様……寂しかったんですかね?」

 

タダナリ「寝室も別々で、下宿人のような関係だったんで……今思えば、妻には寂しい思いをさせ、申し訳なかったです」

 

僕「で……離婚に?」

 

タダナリ「子どもがいなかったので……話し合って離婚しました」

 

僕「慰謝料などは?」

 

タダナリ「僕の方にも責任あるので、慰謝料はお互いなしにしました。財産も特にないので、財産分与もなしです」

 

僕「タダナリさんがゲイであることは、奥様は……(勘づいてた)?」

 

タダナリ「勘づいてたかもしれませんが、何も言いませんでしたね」

 

僕「円満離婚ですね?」

 

タダナリ「結果的には、そう思います」

 

僕「当時は、つらかったですか?」

 

タダナリ「親や上司・同僚に話す時が嫌でしたね。『妻を寝取られた』とは言いたくないし、自分がゲイだというのは、もっと言いたくないし……」

 

僕「よく言う、性格の不一致ですか?」

 

タダナリ「そうです。あれは、便利な言葉です」

 

僕「離婚後は、ゲイ活動解禁ですよね?」

 

タダナリ「そうしたいのはヤマヤマなんですが……」

 

僕「元奥様に気が引ける?」

 

タダナリ「それはないです。僕は、6年前に初期癌をして、腹に手術痕があるんです」

 

僕「6年前ということは、再発や転移の危険性は、もう……」

 

タダナリ「はい、もう、ほぼ大丈夫です。ただ、人前で裸になりにくいんです」

 

僕「傷が気になる?」

 

タダナリ「温泉なんかだと、通りすがりなんで、平気なんですけど……」

 

僕「エッチの相手には、気になる?」

 

タダナリ「僕が、若い頃、人の傷を見て、ギョッとしたことがあるので……」

 

僕「現実には、中高年男性で手術痕がある人なんて、ザラにいますけどね」

 

タダナリ「僕が自意識過剰なのは、わかってます。でも、上半身は脱ぎたくないんです」

 

僕「ホテルなどに行ったら……『なんで脱がないの?』って言われませんか?」

 

タダナリ「言われます。だから、出会いに消極的になってます」

 

僕「せっかく、これからはご自身の性的指向に忠実に生きられるのですから……」

 

タダナリ「僕も、そう思って……SNSで、独身時代に知り合った人を探したら……いたんです」

 

僕「連絡とりましたか?」

 

タダナリ「取りました」

 

僕「相手の反応は?」

 

タダナリ「懐かしいって言われて……。2度会ったんです」

 

僕「どうでしたか?」

 

タダナリ「13年ぶりぐらいだったんで……お互いに老けてました」

 

僕「タダナリさんは、今、40代前半ですよね? お相手は?」

 

タダナリ「同い年です。13年ぶりにセックスしました……」

 

僕「どうでしたか?」

 

タダナリ「懐かしかったですが……。こんなものかって、感じでした」

 

僕「同い年ですから、ゲイ友として、話が合うのではないですか?」

 

タダナリ「そうですね。僕はゲイ友っていなかったので、性的なことも含めて、何でも言える相手っていいなと思いました」

 

僕「よかったですね? 恋人になれなくても、ゲイ友として……」

 

タダナリ「そうですね。正直言って、恋愛感情はないですね。13年前もセフレという認識でした」

 

僕「でも、せっかく再会したのですから……」

 

タダナリ「で、その相手から同居しようって言われていて……」

 

僕「え? 同居? 同棲ってことですよね?」

 

タダナリ「僕は、妻と一緒だったマンションに今も住んでいるんで、2LDKで、ひと部屋空いているんです。相手が賃貸物件の更新時期で、家賃が値上げされるっていうんで……」

 

僕「タダナリさん宅にお相手が来るんですね?」

 

タダナリ「家賃を折半ってことで、経済的には助かります。同性で同い年なので、気を遣わないでも暮らせそうなのは、いいんですが……」

 

僕「せっかく離婚したのだから、今度は、大恋愛して同棲したい?」

 

タダナリ「そうなんですよ。自分が既に若くないのは自覚してるし、腹の傷もあって、出会いが制限されるってのもあります。これが同棲のラストチャンスだってのは、わかるんです。でも……」

 

僕「どうせなら、恋愛して同棲したい?」

 

タダナリ「そうなんですよ。だから、僕の今後の運と、相手との相性を見てもらいたいんです」

 

僕「タダナリさんの生年月日・生誕地はお聞きしてますが……生誕時刻はわからないのですよね?」

 

タダナリ「そうなんです。産みの母親とは別れているので……」

 

僕「同棲予定の方のお名前・生年月日・生誕時刻・生誕地を教えていただけますか?」

 

タダナリ「ユウタロウ(仮名)です。生年月日・生誕時刻・生誕地はわかりません」

 

僕「生年月日もわからない?」

 

タダナリ「〇月生まれってことだけしか……」

 

僕「ということは、タダナリさんの方が5か月ぐらい年上?」

 

タダナリ「そうです」

 

僕「では、全部まとめて、ルノルマンカードで占いましょう」

 

タダナリ「お願いします」

 

僕「(展開して)このカードの男性が、タダナリさんです」

 

僕「こっちが、すこしだけ若いユウタロウさんです」

 

僕「2人が近い距離で、向き合って出ましたから、お互いに同棲に向けて、気持ちは揃っています」

 

タダナリ「自覚してないが、僕も……ユウタロウを好きになっている?」

 

僕「恋愛感情か、友情かはわかりませんが……好意を抱きあっています」

 

タダナリ「そういうことなんですね」

 

僕「お2人の下には、『家』『魚』のカードが出ています。『家族のように暮らす』『(共同生活で)お金が貯まる』ということです」

↑「家」

 

↑「魚」

 

タダナリ「ユウタロウとは、家賃・生活費とも、折半にしようと話してます。妻はパートタイマーでしたから……。ユウタロウとの方が経済的に余裕が出てきます」

 

僕「未来には『ユリ』が出ています。『中高年の恋』のような意味ですから、今後の人生のいいパートナーになりますよ」

↑「ユリ」

 

タダナリ「それなら、よかったです」

 

僕「ただし、『本』も出ています。秘密を表します」

↑「本」

 

タダナリ「お互いに40代で、13年間会ってなかった。そもそも、ちゃんとお付き合いしてなかったのだから、お互いに相手の知らない過去がいろいろある……ということですね?」

 

僕「そうです。そして、それは、パートナーになっても、無理に聞き出さない方がいいのです」

 

タダナリ「わかりました」

 

僕「気遣いが大事です」

 

タダナリ「気遣い?」

 

僕「親しき中にも礼儀ありです。年の近いゲイカップルで、マウント合戦になったりして……険悪になる場合があります」

 

タダナリ「気をつけます」

 

僕「これからのタダナリさんとユウタロウさんとの暮らしが、穏やかなものになるように、応援しています」

 

タダナリ「ありがとうございます。また、何かありましたら、相談させてください」

 

僕「もちろんです。こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のMAPオラクルカードです。

↑「耳を傾ける」正位置。

大きな耳を持つゾウは、実際、人間には聞こえない低周波音も聞き取れます。

 

あなたはゾウほどの耳は持ってないでしょうが、心で聞いてください。

相手や周囲の声にならない声にも、耳を傾けてください。

 

あなたになら、伝わるはずです。

 

↓我が師である 霊観大幸占 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)