ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

アキチカさん(仮名・30代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

アキチカ「もうすぐ半年になる彼氏についての相談です」

 

僕「彼氏さんについて、差し支えない範囲で教えていただけますか?」

 

アキチカ「ヒサシさん(仮名)です。アプリで知り合いました。11歳上の40代です」

 

僕「同棲してますか?」

 

アキチカ「してません。僕は付きあい始めから同棲希望だったんですが……」

 

僕「ヒサシさんが、同棲を希望しない?」

 

アキチカ「その理由が『ゲイ友が賛成しないから』なんですよ」

 

僕「ヒサシさんのゲイ友が? ヒサシさんとアキチカさんの同棲に反対するから?」

 

アキチカ「理由になってないですよね?」

 

僕「一般的には、友達よりも彼氏が優先だと思いますが……」

 

アキチカ「そうですよね? ヒサシさんがおかしいですよね?」

 

僕「他に、ヒサシさんが同棲を拒む理由があるとか?」

 

アキチカ「ヒサシさんは、それしか言わないんです」

 

僕「ヒサシさんはゲイ友と仲がいいんですね?」

 

アキチカ「4人のゲイ友と仲がいいんです」

 

僕「ヒサシさんとアキチカさんは知り合って半年で……ヒサシさんはゲイ友と……もっと長い付き合いなのですね?」

 

アキチカ「20年以上の友達もいるって聞いてます。しょっちゅう、お互いの家で宅呑みしてます。1年に何回かは、ゲイ友と旅行してます」

 

僕「そうなんですね?」

 

アキチカ「もともとは、あるゲイバーの常連客同士だったって言います」

 

僕「そのゲイバーには、今も……(呑みに行っている)?」

 

アキチカ「コロナで閉店したそうです。だから、ヒサシさんは、もっぱらゲイ友と宅呑みなんです」

 

僕「ヒサシさんはお酒が好きなんですね? アキチカさんも、その宅吞みに参加するとか?」

 

アキチカ「僕はお酒弱いので……」

 

僕「ヒサシさん宅にゲイ友たちが来る時、アキチカさんが料理を手伝うとか……?」

 

アキチカ「僕は料理できないし……ヒサシさんも『お前は来るな』って言います」

 

僕「じゃあ、ゲイ友たちとの旅行には、アキチカさんも参加するのは?」

 

アキチカ「参加させてくれません」

 

僕「え? 理由は?」

 

アキチカ「ヒサシさんの旅行って、飛行機や新幹線で行って、結構高いホテル泊まるんです。海外に行くこともあって、10万円とか、時にそれ以上かかるんです。僕にはとても払えません」

 

僕「ヒサシさんは、アキチカさんの分を出してくれない?」

 

アキチカ「『お金出して』なんて、言えません」

 

僕「ヒサシさんやゲイ友たちは、10万円近い旅行に、年に何度も行ける余裕がある?」

 

アキチカ「そうです。あの……宅呑みも、旅行も、ヒサシさんは1人のゲイ友と1対1なんです。みんなが集まって……ではありません」

 

僕「ええ? ヒサシさんはゲイ友と2人っきりで宅呑み? 泊りがけの旅行も? それって……」

 

アキチカ「僕も、最初は浮気を心配しました。けど、ヒサシさんは『もう、そういう関係じゃない』って言います」

 

僕「『もう、そういう関係じゃない』って……以前は、そういう関係だった?」

 

アキチカ「みんな、ヒサシさんの元カレです」

 

僕「えええ? 4人とも? 元カレと1対1で旅行? それって……まるで浮気旅行……?」

 

アキチカ「そう思いますよね? ヒサシさんは『おっさん同士で、そういうことしないよ』って笑うんですが……」

 

僕「4人のゲイ友は、みんな40代か50代?」

 

アキチカ「会ったことはないんですが……。4人とも同世代って言ってます」

 

僕「今カレと元カレと3人で旅行ってのも………微妙ですよね」

 

アキチカ「ヒサシさんは『3人で泊まったら、俺が寝ている間に、お前は俺のゲイ友に襲われる。襲われたいのか?』って言うんです」

 

僕「うーん。冗談なのでしょうが……」

 

アキチカ「友達が寝ている間に、友達の彼氏を襲うなんて……冗談でも言ってはいけないことだと思います」

 

僕「そうですね。ヒサシさんのゲイ友への感覚って、ちょっと特殊に見えます」

 

アキチカ「かなり特殊です。理解に苦しみます」

 

僕「アキチカさんがゲイ友と、同じことをして見せれば、ヒサシさんもアキチカさんの気持ちがわかるのではないですか?」

 

アキチカ「僕にゲイの友達はいません」

 

僕「では、アキチカさんの元カレと……」

 

アキチカ「ヒサシさんの前に、つきあった人はいません」

 

僕「男性とも? 女性とも?」

 

アキチカ「はい。エッチも、ヒサシさんが初めての相手です。他の誰ともしてません」

 

僕「……アキチカさんはヒサシさんしか知らないのに対して、ヒサシさんは4人も元カレがいて、今も1対1で宅呑みや旅行をしている……アンバランスですよね」

 

アキチカ「『今何してるの?』って、ヒサシさんに30分おきにLINEしたいんです。でも、ヒサシさんは束縛されるの嫌いだって言うから……必死に我慢してます。が……苦しくて……胸が張り裂けそうです」

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょうか?」

 

アキチカ「お願いします」

 

★アキチカさんへのアドバイスカード

↑「ワンドの5」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

踊っている1人の女性を3人以上の男性が見つめています。「恋のライバル」が多いのです。

 

リバース(逆さま)ですから、たとえ勝ち抜いて女性を得たとしても、幸せにはなりません。

相手の女性には、その気がないのです。

 

僕「アキチカさんの苦しい思いを伝えてみるのもいいです。が、ヒサシさんが自分のやり方を変える可能性は少ないです」

 

アキチカ「ヒサシさんは、やっぱり、ゲイ友と浮気しているのですか?」

 

僕「ヒサシさんは、4人の元カレ兼ゲイ友と、今はどんな関係か……そこはあまり重要ではありません」

 

アキチカ「そうなんですか?」

 

僕「ヒサシさんが、アキチカさんという唯一無二の彼氏を大事にしてないのが……問題なのです」

 

アキチカ「確かに、軽く扱われてます」

 

僕「恋人とセフレって……違うはずなんですが……人によっては区切りが明確ではありません」

 

アキチカ「僕は、ヒサシさんにとっては、セフレ扱いなんですね?」

 

僕「たとえ、ヒサシさんが元カレでもあるゲイ友とは、ただの友達であるにせよ、その友達を、彼氏であるアキチカさんより優先しているのです。それは、一般的に言って、カップルではありません」

 

アキチカ「……」

 

僕「ヒサシさんが『おっさん同士ではしないよ』って言うのは、たぶん本当でしょう。ヒサシさんは年下の若い人が好きなのです。しかし、心のつながりで言えば、20年の間柄の元カレ兼ゲイ友の方が、深い関係なんです」

 

アキチカ「なんか、惨めです」

 

僕「今の関係が苦しいなら、別れるしかありません」

 

アキチカ「別れたら、僕はヒサシさんの元カレ兼ゲイ友の1人になるのでしょうか?」

 

僕「割り切れるのであれば、そうなればいいです。嫌だったら、縁を切りましょう」

 

アキチカ「別れた方がいいと、頭ではわかりますが……」

 

僕「ヒサシさんのような人ばかりではありません。ちゃんと1対1で付き合える男性もいますよ」

 

アキチカ「そうですか? なんか、男性不信、ゲイ不信になりそうです」

 

僕「お気持ち、わかりますよ」

 

アキチカ「最後に、ヒサシさんに僕の思いをぶちまけて、いいですよね?」

 

僕「それはいいですが……ヒサシさんが、アキチカさんひと筋になることはないでしょう」

 

アキチカ「ですよね? ヒサシさんがゲイ友を斬り捨てるとは思えません」

 

僕「その見方は、正しいです。ヒサシさんは八方美人なのです」

 

アキチカ「わかりました。別れる方向で考えます。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のMAPオラクルカードです。

↑「励まし」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

あなたは、やり直せます。

直感に従い、今度は違う道を行きましょう。

 

今度はうまく行きます。

1度や2度のつまづきを気にする必要はないのです。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)