美味しいタケノコを選ぶために、一番大事なのは、産地を知ることです。

適した土壌で生長したタケノコは、これから記載する事項にあてはまらなくても、えぐみが少なくおいしいからです。

「○○県産」ではなく、○○町、○○村などがわかるとよいのですが、スーパーなどでは難しいかと思いますので、これから記載する事項を参考になさってみてください。

 

<頭が黄色いもの>

 光合成(えぐみが出る)の期間が短い

 

<皮の色が薄いもの>

 土に潜っていた部分が多くえぐみが少ない。

 

<皮に産毛がついているもの>

 新鮮。時間とともに落ちてしまう。

 

<根元の粒の色がなるべくくすんでいないもの>

 時間と共にくすんでいきます。(ただ、掘りあげてから8時間後くらいには茶色っぽくなってしまいますが・・・)

 

しつこいようですが、適した産地(赤土)で育ったものは、上記に当てはまらなくても十分美味しいですよ。

うちでは、1mくらいに育ったタケノコの上半分を食べることがありますが、えぐみはほとんどありません。フシの部分を輪切りにして取り、炒め物やメンマに使っています。「1m以上のが欲しい」と依頼を受けることもあるんですよ。

 

「美味しい」の基準は人それぞれですが、少しでも参考になれば幸いです。

 

追記

「底の形」について削除しました。底の形が円に近いものが良いと言われていましたが、好みによるためです。

底が円に近いものはしっかりとしていて、楕円のものは柔らかいものが多いです。

「タケノコに紫の粒があるものは古い?」

 

最近は、これが誤りであることがだいぶ知られるようになりましたが、まだまだテレビやネット上で「専門家」が「赤紫の粒がないものを選びましょう」とおっしゃっています。

 

赤紫の粒は、鮮度に関係ありません。収穫時からあります

赤紫の粒でわかるのは、「どの時期のタケノコか」です。

 

タケノコのシーズンが始まったばかりの頃は、この粒は小さく、色はとても薄いです。

 

タケノコの最盛期に向かうにつれて、この粒が大きくなっていき、だんだん色が濃いものが増えていきます。

 

タケノコシーズンの終盤に近付いていくと、この粒の間隔が大きくなっていきます。

 

シーズン初期のタケノコは甘みがあって美味しいので、こんな風に言われ始めたのかもしれませんが、決して、赤紫の粒があるからダメということではありません。

それぞれの時期ごとに、違う美味しさがあります。(甘みは減ったけど香りが強いなど)

この粒の色は、収穫後からくすんでいきます。朝収穫したものが、夕方には結構変色しちゃってますので、「掘りたて」かどうかの判断材料にはなるかと思います。

テレビで紹介されていた良いタケノコの選び方に、「皮が湿っているものの方が鮮度が良い」というものがありましたが、そうとは限りません。

 

売られている状態によって違います。

 

<袋などに入っておらず、タケノコそのままで売り場にある場合>

 →湿り気がある方が、鮮度は良い

 

<ポリ袋などに入っている場合>

 →皮に瑞々しさがあるのはOK。ただ、目で確認できるほどジュクジュク湿っているのは時間が経っている証拠。

 

袋に入れていないと、水分がどんどん蒸発していってしまい、逆に、袋入りだと蒸発した水分が袋内にたまっていってしまうためです。