第2の人生
最近になって、やっと仕事が楽しいと思えるようになってきた。不安定ながらも続けてきて良かったと思う。こんな働き方を許してくれた両親や、応援してくれた周りの人達に感謝。去年までは本当にフラフラしていた。何がしたいのか自分でもよく分からなかった。普通の人が大学生の頃に経験するようなモラトリアム期を大人になってから味わうことに。でも会社を辞めなければこんなに自分と向き合うことも無かったはず。何もしていないと焦りや不安でいたたまれなくなって、深く考えず見切り発車で行動して、全然合わなくて失敗して、振り出しに戻る。そんなことをずっと繰り返した1~2年だった。でも思いきって行動した結果、得たものも沢山あったと思う。新しい人脈、未経験の仕事、自分が大事にしたいこと。会社員時代はずっと受け身だった。与えられた仕事をこなし、周りにいる人達と上手くやって、とりあえず何も問題が起きなければ良し、平和な1日を過ごすことが私の幸せだと思っていた。でも今は全て自分で選んで掴み取っていく必要がある。顧客も仕事も。はじめはそれが怖かった。知らない人と仕事することに対して不安しか無かった。自分の力では満足させられない、力不足だ、お金をもらえるレベルじゃない、と弱腰だった。だからフリーランス一本で腰を据えてやっていく覚悟がいつまでも決まらず、会社員になったりフリーに戻ったりフラフラしていた。そんな迷走期を過ごしていたけど、今となってはそれも必要な時間だったと思う。その時に知り合った人達が今の私の支えになっている。人生で初めて、自分の仕事を喜んでくれて感謝してくれた人達。お金や実績よりもずっとモチベーションが高まった。このことがきっかけで、自分をもっと心地よい環境や心地よい人間関係の中に置こうと思った。尊敬できる人に囲まれて、好きで得意な仕事が出来て、それで人に感謝されると、自然にポジティブスパイラルにはまり、苦労したり辛い思いをしなくても、どんどん自信が生まれて働くことが楽しくなっていく。このことに気づくのに社会人になってから10年近くかかった。でもそれが遅いか早いか別として、20代の頃よりは格段に生きやすくなったと思う。身軽に生きることは大切だと思う。周りで愚痴を言いながら働いている人は、捨てられない荷物に苦しめられている。会社のネームバリューだったり、肩書きだったり、年収だったり。大きな荷物を持って沈みそうな船に乗っていて、その荷物を捨ててボートに乗り移れば?と呼び掛けても、これは捨てられないと言って拒む。もう腰まで水に浸かっているのに、本人はまだ大丈夫と言う。でも会社員を続けている人は尊敬する。自分に1番足りないものを持っているから。自分も会社員だったから、会社員がどれだけ大変か分かる。辞めたくても辞められない事情も分かる。結局、未来の自分のために今頑張るしかないという点では、会社員もフリーランスも変わらない。このままいけば将来大丈夫という保障がないのも同じ。