可愛げのない可愛い女の子(ややこしい)が主人公の映画が好きです。
こじらせていて素直じゃなくて愛想悪くて口も悪いけど顔は可愛い、みたいな。
甘すぎないチョコみたいな感じでちょうどいいんだよなぁ。
「百万円と苦虫女」を初めて見た時、衝撃受けました。
主人公なのに地味。テンション低い。だるそう。目が死んでる。
少女漫画や月9ドラマのヒロインと真逆の感じ。
私も普段これくらいの温度で生きてるので見ていて何だか落ち着く。
大人しそうに見られて変な人につきまとわれるところも似てるw
なぜか世話好きの人が寄ってくるというか。
私は蒼井優さんのような男を惑わす色気は無いですが。
鈴子の誰にも媚びてない感じが格好良かったな。
ネコを捨てた男に復讐して前科者になるという生き様もロック。
「ゆとりですがなにか」でもそうだったけど謎多き訳アリ女の役が死ぬほど似合うわ。
森山未來くんもモテキの時と全然違って格好良かったです。一緒に働きてぇ。
森山くん以外は「こういう奴いるなぁ。リアルだなぁ」って感じの、嫌悪感抱いてしまう男性ばかり。
海の家でわざと聞こえるようにデカい声で騒いでるチャラ男軍団も不快だったし、ピエール瀧さん演じる農家の息子は根は良い人だけどお風呂入ってる時に必ずドアの向こうから話しかけてくるのがキモいし(すりガラス越しに顔がぼんやり透けて見えるのがクソ腹立つ)、ホームセンターの上司や先輩はうぜーし、1番最初に出てきたネコ捨てた男はただのクズ。
桃の収穫を手伝いに行ったシーンは、社会人なりたての頃に農家民宿に泊まりに行った時のことを思い出しました。
就職したばかりで慣れない仕事でストレス半端なくて顔にニキビが出来て、癒しが欲しい…と思っていた時にたまたま本屋の雑誌コーナーで農家民宿の特集を見て、本屋から出てすぐに衝動的に電話予約して夏休みに3日間行ったなぁ。
外にキャンプ用の椅子を並べて農家のお父さんと星空を見たり、息子さんと宿泊客の皆さんと野菜を収穫してピザを作ったり、夜は大広間にある冷蔵庫みたいにデカいスピーカーで音楽を聞いたり。
最高の思い出でした。また行きたいな。
同じタナダユキ監督の映画で「ロマンス」も好きです。
あの映画の大島優子さん可愛かったな。
大倉孝二さんもめっちゃブサカッコいい。(褒めてます)
2人の身長差とテンションの温度差に萌え。
恋仲になりそうでならない感じが、もどかしいけど心地よかった。
あの映画観たらロマンスカーに乗って箱根に逃亡したくなる。
「百万円と苦虫女」の蒼井優さんは若いのに人生悟ったような諦めたようなアンニュイな雰囲気まとってる。
「ロマンス」の大島優子さんは彼氏はヒモだし母親はビッチだし後輩は使えないし全然キラキラしてない。
愛嬌も無いし元気も無いし明るさも無いけど、だからこそ正直で誠実な感じがして魅力的なんだよな。
こじらせ女子映画とひとくくりにしてしまったけど、芯が強いしブレてないし「こじらせ」とは違うのかな。
2人とも仕事きっちりやってて自立してるし、人に甘えたりもしないし、巷で言う「女子力」は無いけど「生活力」はちゃんとあるところが本当に素敵だし見習いたい。
私は自分を良く見せようとして疲れて長続きしないし、すぐ仕事辞めたくなるし愚痴言うし人に甘えてばかりだし、でも大事な場面で頼れなくて逆に迷惑かけるし情緒不安定で本当に情けない。
愛嬌無いことがコンプレックスだったけど2人を見てたらこういう生き方って恰好良いし理想だなと思えました。
自分のことばかり考えたり自分のことで悩むのはみっともないからやめよう。