まだまだ続きます、誰も読まないこじらせ女子映画シリーズブログ。

 

さすがにしつこいですね。

でもこじらせ女子映画は良作名作揃いなんです。

 

今回はこれ。

「スウィート17モンスター」です。

こじらせ女子オブこじらせ女子。

思春期特有の痛々しさ全開。

 

前回紹介した「勝手にふるえてろ」に割と内容は似てます。

ヨシカ女子高生バージョンって感じです。

母親に反抗し、兄に暴言を吐き、親友にブチギレ、先生に愚痴をぶちまける。

愛されたいのに傷つけてしまう。なんて不器用なの!

そして「こんな自分嫌い」と泣きわめきながらトイレでゲロを吐く。

見ていて苦しい…!自己嫌悪になる気持ち分かる…!

心に余裕が無くて人に優しくなれない時って死にたくなるよね。

 

主人公のネイディーンちゃんは

●子供の頃にいじめられる

●母親は優秀な兄ばかり可愛がる

●リア充な兄と自分を比べて落ち込む

●家族の中で唯一の味方だった父親が亡くなってしまう

●大好きな親友が大嫌いな兄と付き合うことになる

という、やさぐれても仕方ない人生を送っているのです。

 

その結果こじらせてしまい、ママを困らせたりお兄ちゃんを憎んだり友達を無視したり、歪んだ形でしか自分の思いを表現できなくなってしまいました。

何で分かってくれないの!何で私だけ仲間はずれにするの!何で誰も私を愛してくれないの!と、いつも心の中で叫んでいます。

 

文章だけだと暗い映画なのかなと誤解されそうですが、めちゃくちゃ面白いです。

ネイディーンが感情表現豊かだからかな。

悪口や暴言のボキャブラリーが豊富だし、ムカつくを通り越してアッパレ。

顔は可愛い女の子なのに、中身が南海キャンディーズの山ちゃんやとろサーモンの久保田さんみたいに黒くて、とにかくリア充を心の底からバカにして憎んでいます。

そして経験ないのにどこから仕入れたのか性の知識がやたら豊富で口を開けば下ネタばかり。

ネイディーンのオールナイトニッポンあったら絶対聴くわ。

 

そしてこの映画にも「勝手にふるえてろ」同様、タイプが真逆の男子が2人出てくるんですが、ネイディーンが思いを寄せるイケメンのニックはチャラいです。

こんなややこしい髪型してる男100%ヤバいだろ。

視線がねっとりしててナルシスト全開だし自分勝手だし。

でもネイディーンはニックに夢中で、バイト先に偶然を装って押しかけたり、SNSのメッセでドエロイ文章を間違えて送ってしまったり、とにかく空回り。

好きな人の前ではみんな無様になるんだな…

 

そしてもう1人の男の子が草食系男子っぽいアーウィン。

優しそうな顔のイケメンなのよ。ニックの100万倍いい。

アーウィンが自分のこと好きっていうのを何となく分かっていて、でも異性として見ていないから、遊園地デートに誘われたら「みんなでね」とバッサリ切り捨てたり、「あなたって老紳士みたいね」と言ってみたりw

好きな女の子に「隠居した老人みたい」って言われる男子高校生…可哀想すぎて泣けたw

でも凹んでいる時に心配して一緒にいてくれたり本当にいいヤツ。

やっぱり想うより想われる方が幸せになれるんだろうな…。

 

そうやって痛い思いや恥ずかしい思いをたくさん経験して「変わらなければ」と決心したネイディーンの勇気ある第一歩に感動した。

観た後に清々しい気分になれる良作でした。

 

お兄ちゃんはシャツがパツパツ&乳首が透けてる(;´д`)

でも見終わった後は「こんなお兄ちゃん欲しかった!」って女子なら思います、絶対に。