エンジョイ・バイク!~ブログ~
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

右コーナー(カーブ)に苦手意識を感じるのは・・・

右コーナー(カーブ)に苦手意識を感じるのは・・・

右コーナーがなんとなく苦手・・・

苦手というほどの意識はないけれど、
左コーナーに比べると・・・

という人も少なくないようです。

これ、あまり気にしない方がいいです

結論から言えば、左右対称に曲がるなんて、
あり得ないことなのです。

そもそも、人間の身体が自体が、
厳密には左右対称でないのですから。

また、人には、右利き左利きがあります。

手や腕は、右利きの人が圧倒的に多いのですが、
足(脚)になると、左利きの人がほとんどです。

つまり、効き足は左

だから、支えが信頼できる、
左側に傾いているほうが安心なのです

(コーナリング中のバイクを支えるほど力はありませんが・・・)

また、左コーナーと右コーナーでは、
アクセル操作をする右手首の角度が異なってきます。

身体が内側にすれたとき、コーナー外側に右手がくる
左コーナーの方が、なんとなく操作しやすですよね。


右コーナーでイン側に身体がずれた状態だと、
右手が、ちょっと窮屈な感じ。

慣れれば、別に大したことではありませんが、
人は無意識に、この何となくを感じていることは多いです。


さらに、日本では自動車は左側通行ですから、

必然的に、左コーナーは小回り、
右コーナーは大回りになります


極端な言い方をすれば、

左コーナーは、ヘアピンやタイトコーナーで、
右コーナーは、高速コーナー。

進入速度が違います。(またはその感覚)

左コーナーの方が、しっかり減速していることが多く、
より低い速度で、効き足側に傾けるのですから、
右コーナーより安心感があって当然です。

また、道路は平坦ではなく、水はけを良くするために、
中央(センターライン)を僅かに高くしてあります。

中央(センターライン)から、左右に下がっていく構造。

つまり、左コーナーは曲がりやすいバンクで、
右コーナーは逆バンク

(高速道路は一方通航なので左右どちらも緩いバンク)

グリップ感に不安を感じて当然ですよね。

さらに、左側通行ゆえに、
右コーナーでは、コーナー外側が崖・山壁だったりして、
コーナー外側に空間がないことが多く、

対して、左コーナーでは、対向車線という空間があります

もちろん、対向車線に出ることは、
命にかかわるほどの危険行為ですが、
「空き」があるという視覚感覚は、やはり無視できません。


これらのように、すべての状況が、
右コーナーと左コーナーでは同じではありません

レーシングライダーでも、
左右のコーナリングフォームは対象ではないのです。


右コーナーが、左コーナーと同じように走れないのは、
当然のこと。

右コーナーと左コーナーは別物、走り方も違う。

そういうものだと割り切って、
あまり気にしない方がいいです。


「気のせい」にするのも、
一つの手かもしれませんね(笑)



 あなたはもっと上手くなる!


下りコーナー(カーブ)の不安・苦手意識・曲がりにくさをなくすには・・・

下りコーナー(カーブ)の
不安・苦手意識・曲がりにくさをなくすには・・・


下りコーナーで怖さや不安を感じたり、苦手意識を感じたりするのは、
本来、後輪(リアタイヤ)で曲がるバイクは下り坂ゆえに、
荷重が前輪にかかり、後輪から荷重が抜けているため、

というのは、これまでに書いてきた通りです。

バイクの構造上、下りではそういうものですので、
あなたのせいではありません。

まず、そういうものと、気持ちを楽にしてください。

さて、そのうえで、このマイナス要因をなくす、
もしくは、少なくするには、どうすべきかを考えます。

問題は、後輪に必要な荷重が、前輪に移ってしまっていること。

ですので、普段以上に、
後輪(リアタイヤ)に荷重をかけていきます。

まず、下りのコーナーでは、普段より少し後ろに座ります

この時、両腕が伸びきらないない範囲で。
握りこぶし1つか2つ程度でOK。

たったこれだけでも、体重が後輪にかかりやすくなります。

次に、普段よりコーナーへの進入速度を抑えて、
減速も穏やかにするために、やや早めのブレーキング


理由は、コーナー後半でアクセルを開けやすくするため

アクセル(スロットル)を開けることによって、
エンジンの力で、後輪に荷重をかけることができます。


専門的に言うと、後輪にトラクションがかかるためです。

コーナー後半の脱出加速の時間(アクセルオンの時間)を、
長くとれるような走り方を意識してください。


もちろん、慣れないうちは穏やかに。

状況的に後輪の荷重が前輪に移ってしまっていますので、
乗り手の工夫で、後輪に荷重をかけていく操作をすればOK。

かなり走り慣れてくれば、
下り坂ゆえの前輪荷重を利用した曲がり方もありますが、
これは別の機会に・・・

とにかく、

下りコーナーは、バイクの構造上、
登りや平坦と同じように走れません。


まず、そういうものだと気持ちを楽にしてください。

そのうえで、

乗り手(ライダー)の工夫で、
登りや平坦地に近づける状態を作ってあげる。


それが、趣味としてバイクを走らせる楽しみの一つ。
スポーツライディングの醍醐味です。



 あなたはもっと上手くなる!


下りコーナー(カーブ)が不安・苦手・曲がりにくいのは・・・

下りコーナー(カーブ)が

不安・苦手・曲がりにくいのは・・・

前回の登りコーナーと同様、
これも多くの人が感じているのではないでしょうか。

下りコーナー(カーブ)は不安・苦手・曲がりにくい

その理由は、

下り坂のために、人・バイクの重さが、
前輪(フロントタイヤ)に、かかっているからです。


さらに、下り坂なので、
さほど強くないブレーキングでも、
前輪(フロントタイヤ)に荷重がかかる上に、
下り坂コーナーは、登り坂や平坦地よりも、
速度を落としたいもので、またその必要もあります。

本質は、前回記事の登りコーナーと同じです。

前輪(フロントタイヤ)に荷重が移り、
後輪(リアタイヤ)の荷重が抜けてしまいます。

これも、

バイクは 後輪(リアタイヤ)で曲がる ことの
何よりの証拠です。



 あなたはもっと上手くなる!

 

登りのコーナー(カーブ)が曲がりやすいのは・・・

登りのコーナー(カーブ)が曲がりやすいのは・・・

すでに多くの人が経験済のことと思いますが、
コーナーも登りなると不安を感じず、
かなり積極的に曲がっていけますよね。

登りのコーナー(カーブ)は曲がりやすい

理由は、

登り坂のために、人・バイクの重さが、
後輪(リアタイヤ)に、かかっているからです。


また、登り坂なので、
アクセルを戻すだけで速度が落ちるので、
平坦地や下り坂に比べて、強いブレーキングも必要なく、
たとえ強めに減速しても、

前輪(フロントタイヤ)に大きな荷重がかかることはありません。

つまり、後輪(リアタイヤ)に荷重が残っています。

これ、

バイクは 後輪(リアタイヤ)で曲がる ことの
何よりの証拠です。



 あなた はもっと上手くなる!

 

バイクの軸を意識しよう

バイクの軸を意識しよう

運動・回転する物体には、その軸(中心軸)があります。

「こま」がわかりやすいですね。

スポーツや武道でも、体軸の重要性が言われています。

バイクも同じ。

コーナーで傾いていくバイクにも、軸(ロールの中心軸)があり、
その軸を中心(基準)に傾いていきます。


では、バイクの軸(=ロールの中心軸)とは、どこでしょうか?

まず、後輪(リアタイヤ)の接地点

これまでも、後輪で曲がる、など、
後輪が基準であることは書いてきた通りです。

さて、バイクで一番重い所はどこでしょう?

エンジンですね。

特にクランクシャフト

走行中には、1分間に何千回転もしているのですから、
クランク軸は、ものすごい重力を発生しています。

この、後輪(リアタイヤ)の接地点とクランク軸を結んだ線を、
前方に伸ばすと、ステアリングヘッドに行きつきます。

(ステアリングヘッドは、ハンドルが左右に動く場所)

後輪(リアタイヤ)の接地点、クランク軸、ステアリングヘッド

を結んだ線が、バイクの中心軸(ロールの中心軸)です

コーナーでバイクは、この軸を基準して傾いていきます。

(勢いよく回って「こま」の、その軸がブレていないイメージ)

前輪と後輪の接地点を結んだ線ではありません。

(前輪は後輪の傾きにバランスするように舵角がつきます)

バイクの軸は、後輪の接地点から前方の斜め上に、上がっている線です

もっとわかりやすく言えば、

魔女がホウキに跨っている、あの姿です。

イメージトレーニングでも、
バイク軸(ロールの中心軸)を意識してみてください。

勿論走行中は、不注意にならない安全の範囲内で。

できれば、前輪が後輪につられて、
後輪の外側をトレースするイメージ
も。

だんだんと、バイクの挙動が自分の身体の動きのように
感じられるようになってきます。

それは、どんどん上手くなってきている証拠です。



 あなたはもっと上手くなる!


それでも前輪(フロントタイヤ)からスリップダウン(転倒)するのは?

それでも前輪(フロントタイヤ)から
スリップダウン(転倒)するのは?


前の記事で、

「後輪(リアタイヤ)が、グリップしていれば、
 前輪(フロントタイヤ)が滑っても転倒することはありません。」

と書きましたが、

それでも、

フロントからスリップダウン、という経験をされた方もいると思います。

何故?

それは、後輪(リアタイヤ)もグリップを失っているからです。


フロントからスリップダウン、の状況を思い出してみましょう。

多くは、限度を超えた急ブレーキ(パニックブレーキ)による「握りゴケ」。

(本当はブレーキレバーは握るのではなく「引く」が正しい操作)

このとき、急激なフロントブレーキの作動で、
バイクの車重、ライダーの体重のほとんどは前輪にかかり、
後輪は、ほとんどグリップしていません。

急激なフロント荷重で前輪は滑りやすい状態、
あるいは、すでに滑り出した(ロックした)状態である上に、
後輪は、ほとんどグリップが抜けた状態です。

さらに、急激な過度のブレーキ操作で、
両腕には力が入り、ハンドルを押さえつけた状態。

つまり、バランスを崩しかけたバイクの復元力を阻害した状態で、
バイクがバランスを保てなくしているのです。

そのうえ、本来なら、車体に固定されておらず自由に動くフロントフォークは、
瞬間的に、車体に固定された状態
になります。

(詳しくは、前の記事で)

過度の急激なフロントブレーキ操作は、
フロントサスペンション(フロントフォーク)の沈み込みである、
ノーズダイブに加速がつき、

路面追従のために残る、バネの残りしろまでも使い果たした、
フルボトム状態。

一時的にせよ、サスペンションの機能は失われています

つまり、

・前輪がロック
・後輪もグリップ不十分
・車体の安定性や復元力も阻害
・サスペンション(路面追従)機能もなくしている
・フロントフォークがスムーズに動けなくなっている


前輪(フロントタイヤ)がスリップしても転倒しないための
バイクの構造的機能がすべて失われた状態であるからなのです。



 あなたはもっと上手くなる!


前輪(フロントタイヤ)のグリップ感に不安を感じたら・・・

前輪(フロントタイヤ)のグリップ感に

不安を感じたら・・・

後輪(リアタイヤ)に意識を集中してください。

または、シートにしっかり体重を預けることに意識を。

前輪(フロントタイヤ)のことは気にしないでください

(これが難しいのですが・・・)

バイクは基本「一輪車」
バイクは後輪(リアタイヤ)で曲がる

後輪(リアタイヤ)が、グリップしていれば、
前輪(フロントタイヤ)が滑っても転倒することはありません。


何故なら、前輪を支えるフロントフォークは、
車体に固定されてい
ないから。

コーナーで滑ったとしても、
アウト側に軌跡が膨らむ(大回り)するだけです。

このときハンドル(フロント)がブレたりしますが、
このブレが、復元力の動きでもありますので、
ハンドルを抑えると、この復元力を阻害することになります。

バイクは基本「一輪車」(=後輪)

前輪(フロントタイヤ)は成り行きに任せて、
後輪(リアタイヤ)に意識を集中してください。


もっと簡単に言えば、

シートにどっしりと座り、行きたい方向に顔ごと視線を向ける。

前輪(フロントタイヤ)は、あまり気にしないでください。

というより忘れてください。



 あなたはもっと上手くなる!
 

コーナーでハンドルに力を入れてはダメな理由は・・・

コーナーでハンドルに力を入れてはダメな理由は・・・

バイクが曲がる邪魔をするから。

バイクは後輪(リアタイヤ)で曲がることは、
これまでの記事でも書いてきた通り、

バイクの旋回半径を決めるのは後輪(リアタイヤ)

バイクが傾く(バンクする)と、
その後輪の傾き(=旋回半径)にバランスするように、ハンドルが切れます。


これを、「セルフステア」といいますが、

もしこの時、ハンドルに力を入れて(押さえて)しまうと、
この動き(=セルフステア)を妨げてしまいます


結果、

バイクは本来よりも大回りしてしまったり、
曲がり始めるのが遅れてしまいます。

コーナリング性能が落ちるだけでなく、
危険なことにもなりかねません。

バイクが曲がろうとするのを、人が邪魔をする
バイク本来の性能を、人が妨げる

力を入れることと、力を抜くこと
抜力の方が重要で難しい


あらゆるスポーツ・武道にも共通することですね。



 あなたはもっと上手くなる!


バイクは後輪(リアタイヤ)で曲がる

バイクは後輪で曲がる

前の記事でも書きましたが、大事な基本なのでもう一度。

(前の記事 ⇒ バイクは基本「一輪 車」

バイクはどうして曲がるのか?

簡単に言うと、傾けるから。

ただ、傾けるだけでは不十分で、
バイクを前へ進める力が必要です。

傾むいて前に転がる

その役割を果たすのは後輪(リアタイヤ)。

少々乱暴にいえば、バイクは後輪だけでも曲がれるのです

(レースでコーナーリング中、
 前輪が浮いているシーン見たことありませんか?)

曲がる方向も曲がる強さも、それを決めるのは後輪(リアタイヤ)

(これを「リアステア」といいます)

前輪(フロントタイヤ)は、それにつられて向きを変えて、
後輪(リアタイヤ)に従う動きをします。


バイクは後輪で曲がる

バイクの向きを決めるのは、後輪なのです。



 あなたはもっと上手くなる!


バイクは基本「一輪車」

バイクは基本「一輪車」

小学校の体育の授業でも使われる、あの「一輪車」です。

一輪車を傾けて、ペダルをこいで行きたい所へ行く。

バイクを傾けて、アクセルを開ける(トラクションをかける)
のと同じですね。

バイクが曲がる原理と全く同じです。

そう、バイクは後輪で曲がるのです。

そして、前輪は後輪に追従します。

後輪が旋回半径を決め、
前輪がそれにつられて、後輪が描く円の外側(少し大きな円)を描く。


これが、バイクのコーナリング中の出来事です。



 あなたの走りが変わります!

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>