それでも前輪(フロントタイヤ)からスリップダウン(転倒)するのは? | エンジョイ・バイク!~ブログ~

それでも前輪(フロントタイヤ)からスリップダウン(転倒)するのは?

それでも前輪(フロントタイヤ)から
スリップダウン(転倒)するのは?


前の記事で、

「後輪(リアタイヤ)が、グリップしていれば、
 前輪(フロントタイヤ)が滑っても転倒することはありません。」

と書きましたが、

それでも、

フロントからスリップダウン、という経験をされた方もいると思います。

何故?

それは、後輪(リアタイヤ)もグリップを失っているからです。


フロントからスリップダウン、の状況を思い出してみましょう。

多くは、限度を超えた急ブレーキ(パニックブレーキ)による「握りゴケ」。

(本当はブレーキレバーは握るのではなく「引く」が正しい操作)

このとき、急激なフロントブレーキの作動で、
バイクの車重、ライダーの体重のほとんどは前輪にかかり、
後輪は、ほとんどグリップしていません。

急激なフロント荷重で前輪は滑りやすい状態、
あるいは、すでに滑り出した(ロックした)状態である上に、
後輪は、ほとんどグリップが抜けた状態です。

さらに、急激な過度のブレーキ操作で、
両腕には力が入り、ハンドルを押さえつけた状態。

つまり、バランスを崩しかけたバイクの復元力を阻害した状態で、
バイクがバランスを保てなくしているのです。

そのうえ、本来なら、車体に固定されておらず自由に動くフロントフォークは、
瞬間的に、車体に固定された状態
になります。

(詳しくは、前の記事で)

過度の急激なフロントブレーキ操作は、
フロントサスペンション(フロントフォーク)の沈み込みである、
ノーズダイブに加速がつき、

路面追従のために残る、バネの残りしろまでも使い果たした、
フルボトム状態。

一時的にせよ、サスペンションの機能は失われています

つまり、

・前輪がロック
・後輪もグリップ不十分
・車体の安定性や復元力も阻害
・サスペンション(路面追従)機能もなくしている
・フロントフォークがスムーズに動けなくなっている


前輪(フロントタイヤ)がスリップしても転倒しないための
バイクの構造的機能がすべて失われた状態であるからなのです。



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