フロイデ企画の音楽物語はわかりやすいナレーションと本格的な音楽で進めていくたのしいプログラムです。
ヘンゼルとグレーテルというお話をご紹介したいと思います。
このオペラは、有名なグリム童話をもとにして、大人でも、子供でも楽しめる内容になっています。
作曲者のフンパーディンクは、自分の実妹から家庭用の音楽劇を作ってほしいと依頼されて作曲を始めました。
途中、ひとまず出来上がった作品を、自分の婚約者にクリスマス・プレゼントとして贈ったりしています。初演はクリスマスの前々日に、シュトラウスの指揮によって演奏されましたが、これが大成功して、クリスマスの定番のオペラとなりました。
ドイツの深い森に、貧しい箒作りの職人の夫婦ペーターとゲルトルート、二人の子供のヘンゼルとグレーテルが住んでいました。
ある日、母親の言いつけで森へ野いちご摘みに出かけたヘンゼルとグレーテルは、森の奥へ奥へと進んで行き、とうとう道に迷ってしまいます。
歩き疲れて眠ってしまった二人は、14人の天使が現れる夢を見ました。
次の朝、森の中をさまよい歩いているうちに、二人は美味しそうなお菓子の家をみつけます。
しかし、そこは、子供を食べてしまう恐ろしい魔女の家だったのです。
お菓子の家を食べている二人をみつけた魔女は、ヘンゼルを檻に閉じこめ、グレーテルには食事の準備をさせます。
ヘンゼルに美味しいものを食べさせ、太ったところで食べてしまおうとしているのです。
しかし、賢いグレーテルは、パンの焼き方がわからないから教えてほしいと竈の火の具合を魔女に覗かせ、彼女を竈に押し込めてしまいます。
すると、魔法でお菓子に変えられていた子供たちももとの姿に戻り、グレーテルが触れると動けるようになりました。
魔女は、竈の中で大きなパンになっています。
ヘンゼルとグレーテル、二人を探しに来た両親、そして子供たちは、魔女をやっつけたことを喜び、神様に感謝の歌を歌います。
保育園・幼稚園の園児でも、小学校中学校の児童・生徒さんでもよくわかるお話ととても有名な曲が使われている作品です。
是非この機会にいかがでしょうか?
フロイデ企画のコンサートは体育館や多目的室、お遊戯室等、でも大丈夫です。