プログレスについて
さて、引き続きホロスコープにおける未来予測について、書いていこうと思います。
前回のブログでは、トランシット法についての解説をさせていただきました。
さて、西洋占星術における未来予測には、現在運行中の天体が、私達の出生図にどのような影響を与えているかを表す「トランシット法」の他に、様々な方法があります。
その中でも本日は「プログレス法」をお伝えしていきます。
プログレス法とは…
トランシットが、現在運行中の天体達の様子を表しているのに対し、プログレス法は、生まれた日から1日経った天体達の配置を、「生まれてから1年後の状態とみなす」というものです。
ですから、ホロスコープ上で表される運行スピードがトランシットに比べてかなり遅いです。
太陽が1番わかりやすいのですが、トランシットの太陽は、1年で12星座（サイン）ぐるりと一周するのに対し、プログレスの太陽は、1年で1度しか進みません。ですので、単純に計算して、1星座は30°ずつ配置されているので、一つの星座を通過するのに30年もかかります。
人間の寿命を考えると、長生きしたとしても3〜4つの星座（サイン）しか移動しない計算になります。
このように、ちょっと特殊な考え方をするプログレス法で、どんな未来が予測できるのでしょうか？
例えば…
あなたが、ある人と出会いました。その人は、あなたとは全く違った仕事に対する価値観を持った刺激的な人。
その人が、あなたのビジネスパートナーや師匠となり、共に日々を過ごしていく中で、徐々に自分の中の仕事に対する意識が、変化していく。ということは、ありませんか？
この例え話の中の、刺激的なある人との出会いという部分がホロスコープで言うと「トランシット」にあたり、徐々に仕事に対する意識が変化していくという部分が「プログレス」になります。
わかりやすくいうと…
トランシット＝外からの刺激や出来事
プログレス＝自らの内から沸き起こる意識の変化
となります。
また、このような意識の移り変わりから、プログレス法は別名「体内時計」とも呼ばれています。
このプログレスでよく使われているのは、「月と太陽」です。
プログレスの月が、あなたのホロスコープのどのハウスを通過しているかで、今のあなたの意識がどこに向かっているのか、そして、どう変化していくのか、そして、今置かれている環境やその時のちょっとしたテーマみたいなものが浮かび上がってきます。
また、プログレスの太陽は、星座（サイン）から星座を移動する切り替わる時、大きな人生のテーマや方向性が見えてきます。
そして、私たちが毎月体感している月の満ち欠けによっておこる新月や満月。
体調への変化だったり気持ちの揺らぎなど何らかの影響をもたらすような特別な日です。
実は、プログレスの太陽と月にも、新月と満月があり、非常に速度が遅いため、人生の中で1度か2度しか体験できません。
そう、プログレスの新月・満月は、大変貴重な「人生の大転換期」になります。
プログレスの新月は、何かをスタートさせたり、刷新する時。
プログレスの満月は、プログレスの新月にスタートさせ積み上げてきた成果が出る時。頂点。実り。収穫の時。
ふと、この記事を書きながら、私のプログレスの太陽と月は、今どこにあるだろうと思い、出してみたら…
↓
今朝2022年1月1日の6時のプログレスチャート
↑なんと！！
プログレスの太陽が、ピッタリ牡羊座♈️の0°ではありませんか？！
もうすぐ40歳…ここから70歳まで、新しいことを開拓し、チャレンジ・チャレンジ・チャレンジ…なんと活動的でしょうか…
ただ12ハウスなので、目に見えないところ。という意味や、メディアやSNSという意味もあるので、このブログをさらに深めていったり、YouTube？12星座メイク動画？
あとは、スピリチュアル系も12ハウスなので、割合的にエステより星詠みの方が多くなってきそうな予感ですね…（エステはやめませんよ！）
牡羊座♈️解説はこちら↓
ハウス解説はこちら↓
そして、約4年半後にプログレスの新月を迎えるらしい…
↓
丁度次女が中学入学、長女も高校、1番下もある程度大きくなっていると思うので、またそこからが本気のスタートなのでしょうね…
と、私のを例に見ていただきました。
さて、ここで一区切りさせていただきます！
続きからは、実際にチャートの出し方だったり、トランシット天体が及ぼす影響だったり、プログレスの月がどのハウスにあるかを探ってみたり、もっと具体的な内容に入っていきたいと思います☺️
今日はプログレスってこんな感じなんだなーとざっくりと捉えていただけると嬉しいです☺️
