まずは、
「オーブ」について…
オーブとは...
アスペクトを見ていく上で、ピッタリな角度だけではなく、前後1〜8°(太陽と月以外の天体は1〜6°)の許容範囲を設けています。
(補足:オーブは、小さく誤差がないほど、その影響は大きくなります。)
ここでもまた、前回から例に出しているこちらの図を見てみましょう。
牡羊座♈️0°の♀金星と蟹座♋️0°の♂火星の90°スクエアですが、牡羊座0度の♀金星に対して、蟹座の6°に♂火星があるくらいまでは、スクエアと見なす。ということになります。
ここで、間違いやすいのが「双子座♊️の24°に♂火星があったとしてもオーブは6°だから、スクエアと見なすのか?」ということ。
答えはNOです。
確かに、角度的にはオーブの範囲内ですが、前回のブログに書いた通り、スクエアは同じクオリティ同士で起こりますので、双子座の場合はスクエアとは見なしません。
アスペクトを見つける時は、度数と星座の両方がとても大切なので、是非覚えておいてくださいね!
「ノーアスペクト」について…
ノーアスペクトとは…
どの天体とも角度を取らず、ポツンと独立している天体のことをいいます。
「アスペクトを形成しない=ノー・アスペクト」です。
ノーアスペクトは、他の天体の影響を受けませんので、意識し辛いか、逆にその性質が純粋に出やすい。と両方の意味があります。
「複合アスペクト」について…
複合アスペクトとは…
ハード、ソフトのアスペクトが複数重なり合い、大きなアスペクトを形成することがあります。これを、「複合アスペクト」といいます。単体でのアスペクトよりも、もっと大きな影響力を持ちます。
主な複合アスペクトについて簡単にご紹介していきます。
グランドトライン
トラインが3つ連なり、大きな正三角形をつくる。同じエレメント同士の星座で起こるので、エレメントの性質がスムーズに発揮されます。
・火のグランドトライン
大きな理想に向かって、高い向上心と、困難があろうと前進していく強いパワーがあります。
・地のグランドトライン
現実主義で地に足がしっかりついている。社会的地位や社会貢献の実現のために、綿密で無駄のない計画とそこへ向かってコツコツと確実に歩みを進める安定した力があります。
・風のグランドトライン
情報収集・コミュニケーション能力が非常に高く、人脈作りが上手です。
・水のグランドトライン
感情を大切にしているので、人への愛情も深い。直感力と豊かな感受性でクリエイティブな事が得意。
グランドクロス
スクエアが4つ、オポジジョンが2つ揃い、十字架を形成しています。
エネルギー過多で制御が難しく、困難も多いものの、それを乗り越え成功者や人格者に多いアスペクトです。
【グランドクロスを持つ有名人でスティーブジョブズCEOが有名です】
Tスクエア
スクエア2つにオポジジョン1つのアスペクト。
困難が多いかもしれませんが、克服していくと、それが自分の強みになります。
メディエーション(調停)
オポジジョンにセクスタイルとトラインが入り、オポジジョンの緊張を少し和らげてくれます。
最後に…
良く聞かれるご質問で、
「私は、ハードアスペクトが多いということは、総合して運が悪いということですか?」
答えはNOです。
確かに若い頃は、苦難や挫折を幾度と経験するかもしれませんが、それらを1つづつクリアしていくことで、問題に対する対処法がわかってくるので、同じ事象が起こった時に上手に対処できる。
身体で例えると、免疫が付いてより強くなる。と言ったら、わかりやすいでしょうか。
気が付けば上手に人生の波を乗りこなせる人物へと成長していけるケースが多いです。
ですから、一概にハードは凶角、ソフトは吉角という考え方にはなりませんので、ご安心ください!
また、別の記事で、実際のアスペクトを詠んでみたいと思います☺️
次のブログからは、いよいよ!未来予測には欠かせない、「トランジット」です!
お楽しみに♪