埼玉県社労士会浦和支部 令和5⇒6年度助成金セミナー
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社労士の埼玉県の「首都」浦和支部でお話をさせていただきました。この年度替わりの間近い時期、助成金について関心のあることは・・・
・令和6年に5年と比べてどう変わるか?
です。埼玉県には3年前も行ったことがあるのですが、当時はコロナ特例真っ盛りでした。県の助成金にしても、雇調金の2階建てなどが多く、額が多かったのです。それと埼玉県には高年齢の名物助成金がありますねえ。私も1件やったことがあります。厚労省のものより額は低いのですが、県と助成金を受けた、という認識ができる、というところが強いのです。
厚労省は巨大組織過ぎてそうはいかないクールさがあるのですが、県ならば「労働者福利の実績ができた」というところがウェットですが、いいところがあります。しかし額は3年前の6分の1。助成金の時代は奨学金返済援助に移っています。3年間の世の変化ですねえ。
都道府県はともかく、厚労省は助成金の受給方針は「三位一体の労働市場改革」です。採用から訓練、正社員化、賃上げそして労働移動と、時代に合った労働をすることでヒトの質を高め、時代の変化についていける人材を増やす、という方針は助成金によってルートづけられることです。
ただちょっとこの改革に重点を置きすぎて「人開金こぼれ話」が多くなって、キャリアアップの社会保険適用時処遇改善コースや、業務改善助成金のアヤについて話しそびれたのはちょっと後悔。
昨今日本のDGPが世界4位に落ちた、といいますが、それで落ち込むことはないのです。問題はヒトなので、壮年男子+専業主婦のみが定年まで働き、以後は楽隠居、という時代から、老若男女、障害者も高齢者も多様化する社会で、体力が可能な限り学び合い教え合い、労働の質を高めていく時代へと当局は誘導しようとしているのです。
医療財政、年金財政のひっ迫もありますけどネ。だから働き方改革、IT化DX化が必要なのです。「年とっても働かせるつもりか!」と抗議する向きもありますが、かくいう近い将来の私も含めて、お年寄りが増えすぎたのです。
賦課方式の年金はじめ、変えなければならない制度は多いですが、その1方策が「三位一体の労働市場改革」です。「1億総活躍社会」の2番煎じといえなくもないですが、とにかく年とってもそう簡単に楽隠居というわけにはいかず、働かねばならないのです。
それをやることでGDPが3位2位と上がるというのでなく、個人がより成長的、進歩的な人生が送られればという根幹は労働市場改革を決めた会議のスローガン「新しい資本主義」にあります。助成金を扱っていれば、コロナ後の日本がんばれ!という気にさせてくれるではないでしょうか。
今回は1時間でパワポ48枚!助成金改正のみ話してあっという間に帰ってきました。埼玉県会の方にはお世話になりました。次回の名南さんのセミナーでは、同じ1時間で、コンサル、営業等もう少し幅を増やしてお伝えしようと思います。