社会人のための「高校学参」 | 新労社 おりおりの記

社会人のための「高校学参」

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本屋に恒常的に行くヒトでも、社会人ならば中学や高校の学習参考書コーナーにはまず行かないでしょう。しかしながら、高校を卒業して何十年も経っても、なお読むべき本はあるのです。特に「ヒトの専門家」であればなおさらです。

 



国語便覧

なにやらムツカシイ、白書のような本だなと思いますが、さにあらず。「日本人のココロ」を知る上で必要な、日本語の使い方や歴史的風俗もさることながら、源氏物語は何であるか、三島由紀夫は何者であるか、李白の詩はどんな意味かという素朴な疑問を解き明かしてくれます。

 



しかもカラーの豊富な写真や図表で、現代の高校生が興味を持つようにとツボを突いて編集されたので、読みやすいのです。ヘタに巨匠の作品に直に挑むより、ここで概要をビジュアルに見た方がより面白くなるというものです。

さらに挙げますと、 現代社会の教科書 、これも政治機構や経済のしくみなどが思い出されますが、もっと良いのは哲学とか、宗教、芸術などといったちょっと専門書を買うのは憚られるような分野のことに触れることができるところです。

 

 

カントの哲学はなぜ難しいのか、イスラムの思想とは要するに何なのか、ゴッホの絵はなぜ偉大なのか、というようなことが高校生にも興味を持ち、理解できるように書かれています。

 

教科書にでてくる日本の古典詩歌

 

私も受験であくせくしてウンザリした経験がありますが、受験を離れてゆっくり読んでみればどうでしょう。有名な徒然草や方丈記などは、ヒトのあり方を示したココロの名著です。

 

もっとも古典原本を読むのは抵抗があるので、現代語訳を読むのです。改めて余裕を持って「大人買い」してみると、古典の本当の価値が分かるような気がします。

 

一般社会人の教養はおおむね中学2年並みと言われています。かくいう私も含めてまだまだ十分に受け入れる脳のキャパは、年を取ろうとも受験戦争時代と比べて確実に広がっているはずです。