(前回のあらすじ)
カボチャ団子はオヤジの夢想色の覇気が込められたものだった!
しかし、それを気色悪いと吐き捨てる親不孝なカボチャ太郎
そしてカボチャ太郎が1番知りたいこと
『人間になるための方法』
情報屋のレイさんから聞き出そうとするが・・・
レイさんの条件とはいったい!?

『なんだよ条件って!?』
『ケチ臭いこと言いやがって!』
『これでも情報屋として生計をたてておるのでな・・』
『悪いがタダでは教えられんのお~』
『・・・金か?』
『はは。お前が無一文なのは知っておるわい。』
『じゃあ何が欲しいんだよ!?』
『ふふ・・』
『その、お腰につけたカボチャ団子・・・



『はぁ~~~!?お前マジか!?さっき「大事に使えよ」とか、「全てはお前のため」とか言ってたじゃねェかよ!!』
『ははは!まぁな。だがそれとこれとは別!』
『俺は夢想色の覇気は使えないのでな。単純に興味があるんじゃ。』
『それに数年前から腰痛がひどくてのお~』

『あと2個しかないんだから、そう簡単にやれるわけ・・

・・・ないわけでもないな。おう!いいぞ。カボチャ団子やるから情報教えてくれよ。』
『お!いいのか!』
『もちろんだ。腰痛の辛さは凄いらしいからなー。でも先に情報をよこせよ?そしたらカボチャ団子やるからよ。』
『ふむ、情報が先か・・・よかろう。』
『早く教えな。』
『うむ。ではカボチャ太郎よ、俺が情報を教えた暁には、その見返りとしてそのカボチャ団子を・・・


『よし!お前の知りたい情報は人間になる方法だったな。』
『おう!』
『異形なる者が人間になる方法、それは・・・




『いやいやいや、それは知ってるんだわ。もっと詳しいことを情報屋のお前に聞きにきたわけじゃん?』


『・・・・サギだ。』
『こいつ情報屋でも魔術師でもなかった。詐欺師だ!』
『まあそう思われても仕方ないんじゃがの、この伝説について俺が言えるのはこれくらいしかないんじゃ。』

『まあ待て(^▽^;) さすがにこれだけでカボチャ団子を貰おうとは思っておらん。』
『これも教えてやろう。』
『なんだよ(`ε´)』
『お前、”桃太郎”という名を知っておるか?』
『ああ、各地の”鬼が島”を潰しまくってるアイツだろ?』
『有名人じゃねーか。そいつがどうかしたのかよ?』
『うむ・・

『・・なにい!!』

『そう。』


『・・残念ながら。』
『( ̄Д ̄;;』
『む、むう・・まあいいか。それにしても桃太郎が俺と同じ怪物だったなんて!』
『だからあいつは鬼を・・』
『そして今は人間に・・・』
『ってことは!』
『そう。これだけは、はっきりと言える!』

『鬼を成敗することができれば確実に人間になれる!』
『・・!!マジか・・はは、伝説は本当だったんだ!』
『ん?じゃあなんで桃太郎は人間になった今でも鬼を斬り続けてるんだ?』
『あやつは・・

『ほ~。気持ち悪い奴だな。』
『いいか。この先もしも桃太郎と出会ったしまったときは、一目散に逃げるのじゃ。』
『あやつは果てしなく強い。・・この俺よりもな。』
『戦おうとはするなよ!向き合ったら即死だと思え!!』
『おー、そんな気持ち悪い奴とは関わりたくないからなー。無視するわ。』
『さて!情報も聞けたし、そろそろ行くわ!』
『うむ。では約束のカボチャ団子を・・

『やらね~よ~!とんずらに決まってんだろ!』

『・・まあそんなところだろうと思ったわい。』
『ではこっちで回収させてもらおうかの。』






『ど、どうなってやがる!?身体が勝手に!』
『お前!また何かしたな!?』
『ははは!』
『これこそが俺の真骨頂!!』

『れいげんしょく!?』


『霊言色を纏った言葉での取引は・・

『ま、俗に言う”言霊”じゃな。』
『・・・・く!』
『腰痛持ちの俺からなら簡単に逃げれるとでも思ったのだろう?』
『・・!!』
『ふはは。これからは本音を言葉に乗せて歩いていくんじゃな!カボチャ太郎よ!』
『ち!大きなお世話だ!』
『さあ行くのだカボチャ太郎!見事人間になって戻ってくるんじゃぞ!』
『くそ!お前に言われなくても行くっつーの!ふん(`ε´)』

『・・・俺は情報屋。お前のことはずっと見てきたつもりじゃ。村の者からどういう扱いを受けてきたのかもな。』
『残りひとつのカボチャ団子。使う日が来なければ、それが1番いい。』


