・ミシュラン一つ星ハイクオリティなモダンフレンチ「コシモプリュス」 in 芦屋

どうも、ｎａｔｓｕｋｉです。

テーマ　:　「神戸の上質グルメ」

今回は芦屋にあるミシュラン一つ星のフレンチレストランをご紹介します。

・コシモプリュス

場所はJR芦屋駅から徒歩数分ほどのところに位置します。

こちらはミシュラン一つ星を獲得されているフレンチレストランです。
メディア等にも出られており、テレビでも何度か拝見した事があります。
ミシュランを獲得される以前から評判で、その頃からずっと行きたいリストに入っていたお店ですが、今になってようやくの訪問です。
阪神界隈に行くきっかけがないため、最近機会を作って行きたかったお店を開拓していこうと思っているので、今後この辺りのエリアのお店も少しレビューしていくと思います。

外観は非常にシンプルで、気付かず通り過ぎてしまいそうな隠れ家の様な佇まいです。
しかし店内は雰囲気ががらりと変わり、木目の連なりが美しいデザイナーズ調のモダン空間。
木漏れ日が入る窓からは素敵な箱庭が覗きます。

席はテーブル席のみですが、厨房がオープンキッチンになっているため、調理風景が覗けライブ感が楽しめます。

ランチメニューは６０００円(税・サービス料別)の１種のみとなります。

では料理詳細に。

・アミューズ、ハマグリの揚げピザ

・チョリソーのキノコサラダマンガン唐辛子のソース

・ブリとフリーズワサビ黒胡椒とビーツのソース

・ブラックペッパーとピンクペッパーのパン

・バーニャカウダ風サラダ

・ゴボウとヘーゼルナッツのスープミルクの泡

・ヒラメのアラレ焼きムール貝の出汁

どうやら写真を撮り忘れたようです…

・雪姫ポーク赤ワインと生姜、フランボワーズのソース

・ハーブのパンバジルと生姜のソース

・日本酒のパルフェと和梨

・ドリンク

・小菓子

以上のコース内容です。

着席時に置かれた、ナプキンと共にIVVの輝くお皿に始まり、全体的にも華やかで創作性が見事なモダンフレンチがベースです。
少量多皿というほど少量ではなく、全体を通して結構ボリュームがあります。

一皿一皿しっかりとした主張とそのクオリティの高さ、オリジナリティのある攻めた味付けでありつつも非常に食材とのバランスが良く、完成度の高さが伺えました。
それにワインのペアリングの様に、パンを料理に合わした味付けで共に提供するという演出は初めてで、非常にユニークな発想。
その相性を考えられた通り、見事に合う味わいでしっかりと練られたメニュー構成です。
パン生地自体のクオリティは普通でしたが、その味付けとマッチングが面白い。

それに、最後の小菓子を提供されるお皿がなんと、時計。
分針が動いていつつも、時計は進まず揺れるだけ。
時間を忘れる様な食事を、という粋な演出も素敵です。

どのお皿も外れなく美味しく、数あるソースもどれも美味。
名店と呼ばれる地方のお店を数件含めても、ここ数ヶ月で伺ったフレンチの中で個人的には一番美味しく満足度が高かったです。
コスパもコース料金から見る内容として、十分な充実度です。

それにサービスも素晴らしく、丁寧ながら堅苦しくないむしろフレンドリーに近い感覚の非常に親しみのある対応で、料理説明から仕入れ産地、お勧めの食べ方など全て丁寧に説明していただけます。
苦手な食材もしっかりと配慮されていて、他にもトイレに行く際や一つ一つの動作対応も無駄がありません。
帰りもシェフと共に、スタッフさんが丁寧にお見送りしてくださいました。

現代的でいて、かつ見た目だけじゃなく技量の高さも同時に感じられる素晴らしい料理。
さらに演出性もありサービスのレベルも高く、全てにおいてレストランとしてハイクオリティ。
兵庫県内の名のあるフレンチはほとんどと言っていいほど伺いましたが、個人的には間違いなくトップ５に入ります。
もっと早く行けば良かった…次回はディナーでも伺ってみたいと思います。