漬物が腸活に良い理由
腸内環境を良好に保つには、善玉菌優位の状態にすることが重要です。善玉菌は、腸内で発酵活動を行い、腸を弱酸性に保っています。つまり、善玉菌を増やすことが腸内環境の改善に役立つのです。
漬物には、善玉菌の代表ともいえる乳酸菌が豊富に含まれており、漬物を食べることで体内に善玉菌を取り込むことになります。特に、漬物に含まれる乳酸菌は植物性乳酸菌で、生きたまま腸に届きます。生きた乳酸菌が腸に届くことで、腸内が酸性に傾き、悪玉菌を減らすことにも繋がります。
腸活におすすめの漬物
腸活に良い漬物ですが、漬物にもたくさんの種類があります。その中でも特に腸活におすすめの漬物を紹介します。
ぬか漬け
米ぬかに水や塩を加え、乳酸発酵させて作ったぬか床の中に、野菜などを漬け込んで作る漬物です。乳酸菌が含まれており、腸活におすすめの漬物です。
キムチ
塩漬けした大根や白菜などに唐辛子、にんにく、ニラなどの香辛料を多量に加えて発酵、熟成させた韓国の伝統的な漬物です。発酵が進むにつれて酸味が強くなるのは、乳酸菌が増えていくためです。よく熟成されたキムチを選ぶと、より腸活に効果があります。
しば漬け
赤しそとナス、塩で作られ、乳酸発酵によってできた漬物です。微生物の発酵によって作られるため、味や品質を一定に保つのが難しく、最近では調味液につけて酸味のある味付けをしただけの「調味しば漬け」が主流になっています。腸活には、伝統的な製法で作られたしば漬けを選びましょう。