若い男性は、ひどく酔っていたこともあり、「この気分が晴れるなら、一度だけだ。もう二度とやらない」と自分で誓った上で、違法ドラッグをやってみました。すると、とても良い気分になり、その日は踊り狂いました。
しばらくして、若い男は、交際中の彼女と喧嘩をして、嫌な気分になりました。クラブに行くと、違法ドラッグの男性がいたので、「またやりたい」と言い、違法ドラッグをやって、気分が良くなりました。
違法ドラッグをやると快感を感じ、かつ、警察に見つかることもなさそうなので、あまり悪いことだと思わなくなっていきました。その後、男性は、嫌なことがあると、違法ドラッグに依存するようになっていき、最後には逮捕されました。
さて、私たちは、仕事をしていて、100の品質を目指している時、80くらいのところで、「もう疲れた。このくらいでいいんじゃないか」と手抜きしそうになることがあります。はじめのうちは、「そんなことではダメだ」と自分を奮い立たせて100の品質まで仕上げるよう頑張ります。しかし、ある時、「今回だけだ。こんなに疲れているんだから、妥協しよう。次回からはまた100を目指そう」と一度手抜きをします。
すると、何が起こるか。
手抜きして楽をした快感を覚え、手抜きしても許されたという経験があると、次の時にも、「前回も80で大丈夫だったのだから、今回も大丈夫だろう。100はむしろやり過ぎなのではないか」などと正当化しはじめます。そして、その人の品質は、常時80になっていってしまうのです。そして、その人の仕事に関する評価はどんどんと落ちていきます。
仕事における品質の手抜きは、違法ドラッグのように、私たちの精神をむしばんでいくのです。
忙しく仕事をしている時に、あと一歩のところは、とても苦しいものですが、その時に怠けたい気持ちが出てきたら、それは違法ドラッグだと思って、断固拒絶していきたいものです。
「百里を行く者は九十を半(なか)ばとす」(戦国策)
https://www.mag2.com/p/news/413731
★★★ 予告 ★★★
講演会「減薬、はじめの一歩!!」
薬漬け、と言われる日本の医療。そこからの脱出は・・・。
・なぜ薬漬けになってしまうのか?
・アトピーにステロイド、風邪に抗生剤、何が問題?
・気軽に服用注意!体質に合っていない漢方薬。
・あきらめないで!向精神薬の多剤併用問題。
・本当に必要?その薬~~減薬、一番大切な事。
講師:阿部 洋子(名城大学薬学部生薬学研究室卒業、薬剤師)
●と き:2019年 9月19日(木)18:30~20:30
●ところ:名古屋市市民活動推進センター(ナディアパーク6F 集会室)
名古屋市中区栄3-18-1デザインセンタービル6階
●参加費:一般2,000円(当協会員 1,000円)
*参加申込みは以下ホームページ「申込みフォーム」から願います。
申込みフォームに記入して正式申込みとなります。
https://holistic-chubu.org/event/