レタッチに画像素材を使う時、一番面倒なのはやっぱり素材の切り抜きだと思います^^
切り抜き方は人それぞれあると思います。
消しゴムを使ったり、マスクを使ったり・・。
僕はほぼパスツールを使って画像を切り抜いています。
多分曲線とかが一番綺麗に出せるのはパスツールだと思います。
簡単にですけど、僕の使っているパスツールでの切り抜き方をご説明致します。
①例えばこんな形の建物の写真を読み込みます。
※ワンポイント※
パスはクリックをする毎に置かれていきます。まず、画像の頂点になっている部分(上の写真では赤い丸が着いている角になっている部分)をカチカチクリックしていきます。形は後々調整するので、気にせずにパスを置いていって下さい。
③大体でパスを置きながら一周
※注意点※
最後一周したあとに必ず「Ctrl」を押しながら一番最初に置いたパスをクリックして下さい。最後パスの線を繋がないと選択範囲を囲む事が出来ません。
④パスの形を調整
※ワンポイント※
ここが一番重要です。繋いだパスにはまだ曲線が出来上がっていません。簡単に言えば、このままではカクカクした画像が切り抜かれてしまいます。その為にパスの線の調整を行います。
(1)「Ctrl」を押しながらパスとパスの間の線の部分をクリックします。こうする事で新しいパスが作成されます。
(2)そのまま新しく作成したパスを「画像の曲線の一番大きくなっている部分」に持っていきます。上の画像では丁度真ん中の部分ですね。
(3)曲線を調整します。下の画像の赤い丸にある正方形の部分をドラッグし、引っ張ったり縮めたりして建物の曲線に合わせます。(最初は不慣れだとおもいますけど、慣れれば簡単に曲線をなぞるように出来ると思います。)
⑤上記の要領で全体のパスを調整する
⑥必要部分以外を消去する。
(2)背景を透明にする場合はアルファチャンネルを追加している必要があるので、「レイヤー⇒透明部分⇒アルファチャンネルを追加」にてアルファチャンネルを追加している画像である事を確認する。(すでに追加されている場合は「アルファチャンネルを追加」を選択できない状態になっています。)
レイヤーとのコントラストが強い背景(白いレイヤーなら黒い背景)を下に置いてみて、きちんと切り抜けているかを確認して出来上がりです^^
慣れてくると複雑な画像もパスを使うことによって綺麗に切り抜く事が出来るようになります。
最初は10分~20分切り抜くのにかかってしまう画像でも、パスの作成に慣れれば5分とかからず切抜きが出来るようになります。