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私は、両親のうち、特に父親に似ていると思います。

似ているのは、顔形のような「外見面」ではなく「性格面」です。

父は、1つのことに没頭すると気が済むまでやり抜こうとするタイプです。

自分が納得するまで徹底的に探求して、納得できないものに関しては、頑固になります。

凝り性のところがあり、1つの事を始めると、結果が出るまで執着する性格です。

ゴルフも、庭での枝切りも、パソコンで書類作成をしているときも、集中して一気に終わらせてしまおうとするタイプです。

この性格は、まさに私とそっくりです。

父を見ていると「もう1人の自分を見ているようだ」と驚くこともしばしばあります。

しかし、あらためて考えると、本当は逆です。

おそらく父のほうこそ、子どもを見ながら「もう1人の自分を見ているようだ」と思っているはずです。

そもそも私の遺伝子は、両親から受け継いだものだからです。

父と母の遺伝子が合わさって、私が生まれました。

血もDNAも、両親から受け継がれたものです。

父や母に似ているというのは、当然です。

そもそも子どもは、遺伝子レベルで両親に似る可能性が高いです。

 

当然の事実があるにもかかわらず、子どもの教育のときにすっかり忘れていることがあります。

子どもを育てるとき、子どもに合った教育を施してあげたいと思うでしょう。

さまざまな体験をさせて「この子にはどんな特徴があるのだろうか」と、子どもの様子を見ながら手探りを入れるでしょう。

そんなときこそ、父や母の性格を考慮してみればいい。

父や母が得意なことは、遺伝や環境などの影響で、子どもも得意になる可能性があります。

親から子へ遺伝子が受け継がれていれば、父や母の性格面が子どもにも受け継がれている可能性は大きい。

父が技術系に優れていれば、子どもにも同じ血が流れている可能性は大いに考えられます。

母が穏やかな性格なら、子どもにもその血が流れている可能性は大いに考えられます。

必ずとは限りませんが、可能性は大きいはずです。

子どもの性格を把握したり才能を見つけたりなど、参考になるでしょう。

 

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