ニセコ・洞爺・大沼不動産のことなら「未来・不動産を創造する 株式会社FRC」ブログ -6ページ目

冬のワーケーション

【冬のワーケーション】

~ニセコで広がる冬のワーケーション コンドミニアムや戸建て~

後志管内のニセコ地域(倶知安、ニセコ両町)で今冬、新型コロナ禍で外国人オーナーらが入国、利用できないコンドミニアムなどを、仕事をしながら休暇も楽しむ「ワーケーション」用に開放する動きが広がっている。人が集まる都市部や会社内より感染リスクが低く、広々とした部屋で仕事ができ、スキーリゾートで息抜きもできる環境が道外のビジネスマンらに人気だ。

 ニセコ地域は外国人オーナーが所有する長期滞在型のコンドミニアムや戸建ての宿泊施設が多い。倶知安観光協会は国内のワーケーション需要に着目し、各施設にコロナ禍で増えた空き室の開放を提案。昨年末から協会のウェブサイト(http://workationniseko.com/winter_workation/)で約20施設の間取りや料金を紹介し、利用が増えている。

モルヌピラビル

【モルヌピラビル】

~コロナ経口薬170施設で処方 札幌市、自宅療養者向けに体制拡充~

札幌市は11日、新型コロナウイルスの感染第6波に備え、自宅療養者を対象とした医療提供体制を拡充したと発表した。米メルク製の経口薬「モルヌピラビル」の配送の仕組みを整え、新たに市内の医療機関8カ所に専用外来を設けた。

 経口薬は、感染が疑われる患者向けの発熱外来などを担う医療機関のうち170施設で処方。検査で陽性が判明した場合、医療機関が対応薬局(8施設)に連絡し、対応薬局が患者宅に配送する。早ければ陽性が判明した日のうちに届け、電話で服薬指導をする。市は対応薬局を今月中に200施設にまで増やす方針。

カフェバー「きいろい種」

【カフェバー「きいろい種」】

~ホステスから農家へ 新里さん、南幌に菜園 札幌で提供店も 「生きづらい人 受け入れる場に」~

札幌・ススキノのホステスだった新里香乃さん(26)が昨年4月、農家に転身し、10月には自ら育てた野菜を提供するカフェバー「きいろい種」(札幌市中央区南8西13)を開いた。起業したのは、かつての自分のように生きづらさを抱えた人を農業の現場で受け入れたいと思ったからだ。

 「農作業に行く前は日焼けするし、面倒くさいなと思っていても、1日が終わると心が洗われたような気がする。大嫌いな虫も畑でなら平気。不思議ですね」

 空知管内南幌町で農地を借り、長さ約50メートルのハウス7棟を建て、昨年は西洋野菜を中心に約100種を栽培した。収穫したズッキーニやトマトなどは、札幌市内のイベントで売ったり、店でカレーやサラダの材料に使ったりしている。

 転身の原体験は、古里・十勝で食べた野菜の味だ。

 札幌で生まれ、十勝管内音更町で育った。母子家庭で、中高大と女子校だった母は、娘を札幌の私立女子高に行かせたがった。中3で札幌の親戚に預けられ、部屋で独り、深夜まで勉強するのはつらかった。

 合格したものの、ため込んだストレスで自家中毒を患った。「学校を辞めたい。その代わり自立する」。高1の秋、意を決して母に告げた。

 バイトを掛け持ち、高卒認定試験にも合格したが、将来を考えると不安だった。やりたいことが見つかった時の資金をつくろうと、18歳でホステスに。メンタルは不安定なままだったが、接客中は意外と落ち着いた。「指名してくれる人は私を嫌いじゃないと思えたから」。2017年のさっぽろ雪まつりをPRする「氷の女王」にも選ばれた。

 心を押しつぶされまいと、がむしゃらに働く中、苦しかった受験生時代に食べた野菜がみずみずしくなかったことを思い出した。古里の野菜のおいしさが鮮明によみがえった。「食は人を幸せにできる。農園なら一般的な職場で働くのが難しい人も受け入れられる」。本当にやりたいことは、自分と同じような人を救うことだと気づいた。

 野菜ソムリエの資格を取り、貯金を元手に資本金500万円で会社を立ち上げた。パートを含む従業員11人と汗をかく中、農地を広げて障害者就労支援事業所の利用者を雇いたい、カフェバーを拠点に農業の魅力や農業と福祉の融合についても発信したい―と夢が膨らんだ。

最北コーヒー

【最北コーヒー】

~「最北コーヒー」すくすく 森町の農家ら産地化挑む 温泉熱で越冬、農業振興へ希少性追求~

渡島管内森町の濁川地区で、昨年の夏からハウス栽培が始まったコーヒーの木が順調に越冬中だ。赤道を挟んだ北緯25度から南緯25度までの温暖な「コーヒーベルト」が主産地で、寒冷地では不可能とされる栽培に、温泉熱の恵みを生かして地元農家と東京の農業法人が挑戦。世界最北の産地から高品質な豆を送りだそうと、取り組みが本格化している。

 「4カ月前と比べたら2倍の高さ。次々に出てくる葉にも勢いがある」と笑顔を見せるのは、濁川地区でコーヒー栽培に取り組む農園経営の山本要さん(63)。昨年8月にハウス1棟に植えた70本の苗木は、12月には約50センチに育った。農園では1971年から温泉熱を利用したハウス栽培でトマトなどを手がけてきた。

 山本さんがコーヒー栽培を始めたのは、森高の先輩で農業法人パーシモンカルティベート(東京)を運営する玉木存(たもつ)代表(64)の事業計画に賛同したため。玉木代表は故郷森町の農業振興につながればと、付加価値の高い作物としてコーヒー豆に着目。濁川地区は日中と夜間の寒暖差があり、温泉水などを使えばコストも抑えられるため、「国内のコーヒー栽培をけん引するブランド力の高い産地になる」と判断した。同社も同地区で栽培準備を進める一方、先行して山本さんに栽培を依頼した。

北海道どさんこプラザ

【北海道どさんこプラザ】

~どさんこプラザ、売り上げ4割増 21年4~11月 新規出店、巣ごもり奏功 全国12店舗目4月開設~

国内にある道産品アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」の昨年4~11月の売り上げが前年同期比4割増の15億9500万円となった。新型コロナウイルスの影響が尾を引くものの、新規出店や内食需要の高まりが押し上げた。道は4月下旬に東京都西部の町田市に全国12店舗目を開設予定で、さらに道産品の販路拡大とPRを図る。

 国内のどさんこプラザの売り上げは2020年度、コロナ感染拡大に伴う店舗の一時休業や外出自粛の影響で、前年度比2割減の19億円に落ち込んだ。これに対し21年度は11月末まででコロナ禍前の19年同期に迫る水準となった。道が昨年6月に羽田空港(東京都)、同9月に近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店(大阪府)に出店した効果のほか、巣ごもり需要の増加も後押ししたとみられる。