前回、前々回のブログで日米両ツアーのトータルヤーデージや平均飛距離、ボール初速などについて細かく書いてきました。
今回はそれぞれのツアーで賞金シードを取るにはどの程度のボール初速が必要になるかについて考察してみます。
PGA TOUR(2019年度)に規定試合数以上出場している選手は188人いて、
その平均飛距離は 294.6ヤード です。
*画像はPGA TOUR.comより
そして平均ボール初速は 76.43m/s です。
このことから、ずば抜けたショットメーカーもしくはパター巧者でもない限りは、
PGA TOURの賞金シードを取るには最低でも76m/s以上の平均ボール初速が求められると考えられます。
*画像はPGA TOUR.comより
国内男子ツアーでの平均ボール初速のデータはありませんが、
賞金シードを取るには70m/s以上の平均ボール初速が一つの目安になると思います。
これは私がツアープロのクラブフィッティングをしていた頃の経験を元にした数値です。
当時は10人程度のシード選手を担当していましたが、計測器での平均ボール初速は全員が70m/s以上でした。
また下部ツアーの有望選手、エリートアマチュア(日本アマ優勝レベル)なども数多くフィッティングする機会がありましたが、
計測器での平均ボール初速が70m/s未満の選手で、その後レギュラーツアーでシードを取れた選手は1人しかいません。
その1人も5年の下積み期間を経ての初シードでした。
*画像はJAPAN GOLF TOUR公式ホームページより
PGA TOURでは平均ボールスピード76m/s以上、国内男子ツアーでも70m/s以上が必須。
これからプロゴルファーを目指すジュニアゴルファーにとっては大変な時代に突入しましたね。
平均ボールスピード80m/sを出せないとメジャーで勝てない時代がそのうち来そうです・・・
ぜひこちらも見てください!!
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