ゴルフ雑誌のスイング連続写真などの影響だと思いますが、
下の写真のように、スイング中にシャフトがこれぐらい大きくしなっていると信じ込んでいる人は多いと思います。
ゴルフ業界で仕事しているのに、これを信じ込んでいる人もいるぐらいですから・・・
コマ数の多いカメラなどで撮影すればわかりますが、スイング中のシャフトはこんなに大きくしなっていません。
なぜこのように写ってしまうかというと、ローリングシャッター現象が起きているからなんです。
*画像はALBA.net公式ホームページより
ローリングシャッター現象は動きの速い被写体を撮影するときに起きやすいです。
カメラのセンサーが被写体をキャッチして上から下へ向かってスキャンするために生じるタイムラグが原因です。
そのせいでシャフトがこんなに大きくしなった写真になるわけです。
現実に起きているシャフトのしなりは、下の写真のようにごく小さな量です。
*画像はゴルフダイジェストオンライン公式ホームページより
一枚目の写真のような誇張した画像を使って、逆しなりで飛ばそうといった類のスイング理論も最近よく見受けられます。
シャフト設計家の立場から言わせてもらうと、ヘッドの重心位置とクラブの軸線がゴルフクラブの場合ずれているので、逆しなりはごく小さな量で確かに発生はしています。
ただ逆しなりは自分で起こすものではなく物理的に勝手に起きてしまうものなので、これをスイング理論としてしまうのはナンセンスかなと個人的に思います。
シャフトのしなりを自分でコントロールしようとするのではなく、フィッティングなどで効率的な動きをしてくれるシャフトを探すほうが圧倒的に無駄が少ないでしょうね。
ぜひこちらも見てください!!
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