1287.匂いパーリーの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう


仏国で、”匂いコンパ”なるものがあるラシイ。
コンパって死語なん?じゃあ、”匂い婚活”?
容姿や会話じゃなくて、ニオイでパートナーをを選ぶ会なんですわ。


参加規則はですね、3日間、同じTシャツを着用し、ソレを密封袋(ジップロック)に封じ込み、袋ごとコンパ会場に持参するだけ。
”新鮮さ”を保つために、あるマドモアゼルは袋ごと冷凍保存しとったが・・。


会場では、各人の袋に番号をつけ、ランダムに袋の中をクンクンと嗅ぎ、めいめい好きな匂いを選ぶ。
その後、ニオイのヌシとご対面ぇ~ん!と。


アニマルなんかは、発するニオイで好き嫌いを判断したり、異性を惹きつけたりしますんで、自然の理には適ってるんですかね。
オレは参加しとーないが・・。
実際、容姿は好みじゃないのに、なぜか惹かれる、ってのは誰しもありますけど、文字通り、見えないニオイ(フェロモン)をキャッチしてるって事だもんね。

相手のニオイを好きかどうかで、愛情レベルも判明しますよ。
ペットの臭いは平気でも、旦那のニオイが許せない奥さんとかようおるやん。
お宅の事だとは敢えて言わないけど。

若い愛人とつきあってた男が、ある日、女に『なんだかクサイよ。』と言われ、その日にスパっと別れたそうです。
女の嗅覚の問題ではなくて、ココロの問題だという事が、この男はよくわかってたんですわ。
女に媚びて、慌てて風呂に入ったりしないところも偉い。