1185.腱鞘でアナ彷彿の巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう

お箸を左手で持っていた時期(=腱鞘炎期)に、元アナウンサー氏を彷彿したんですよ。
去年、江戸でお目にかかったノダガ(注:YJは、ギョーカイとは無縁です。そのお方は、友人のご友人だったんで、一緒にゴハンを食べたダケョ)、その際、アナ氏が、声のボリウム&使用量を最小限にしておられたのが印象的だったのだ。
元アナ氏曰く『職業柄、(仕事以外の場では)極力、声(ノド)を使わないようにしてる』と。
『へえ。そーゆーものか。』と驚いたけど、たしかに、声は商売道具(商品)ですもんねえ。

で、いざ、腱鞘炎になって、そのキモチがヨークわかった。
といっても、元アナの超プロ意識とは次元が違うんで、私が”ヨクわかる”などと言うのは僭越でアルガ、個展を開催するのに、イラストを描けないのは致命的ですからねー。
アナ氏が、ノドの負担を最小限に抑えるのと同様、画人は、右手の負担を最小限にしていたのです。
ただ、アナウンサー氏と大画人YJが、決定的に違うのは、私がイラストを描か(け)なくても『誰も困らない!』って点だけどねっ。
ま、しかし、いかに立派な業界の”デキる人”が会社を辞めたって、会社は翌日も回る、のもツネであります。


一方・・。
会社中心に生きる日本人と対照的なのが仏人だ。
先日の〠局員 ・P部長は、水曜に不在のことが多かったんで、本人に尋ねたんですわ。『今週も先週も、水曜日はおらんかったやんナ?』ト。
すると、P氏『そーよ。イースター前までは、毎週水曜、スキーに行ってるからね』ト。
たしかに、アル日の水曜、別の局員に『P氏はご不在ですか?』と問うたら、局員『今日はバカンスよ。Pさんはお偉さん(管理職)だからね』と言うとった。
日本の管理職は、平日スキーには行かんで。