1183.良識の範囲で、の巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

YJ個展用の”美術芸術品”を発送するのに、コノタビは、”コリッシモ”(〠局の既成品)を利用。
大きさ(容量)が決まってる箱で、日本宛はLとXLサイズの2種類がある。
Lサイズのほうは、『Mちゃうン?』という大きさ(小さい)なんで、XLを利用。
XLも、Lちゃうん?という大きさだが、最大7kgまで詰め放題にできる。(51.50ユーロ≒7300円)

ただし、当然ながら、箱より大きいモノは入らない。いくら軽くても、羽毛布団なんかは不可ネ。
逆に、いくら小さくても、重いモノは、数をたくさん入れる事はできない。文鎮、いん石なんかは不可ネ。
誰が送るねん。

さて。この”コリッシモ”は、重量制限は極めて曖昧。
もともと仏人は、境界ゾーンには寛容、であるからして、1キロ迄の超過はまず問題ない。というか、いちいち指摘するのがメンドクサイんかもしれんな。
(無論、仏国は何につけ『人による』んで、たまたまその日、機嫌の悪い局員なんかにあたると、厳重注意を受ける事もあろうが。)

私は、客の分際で、(コリッシモの場合は)少々の重量オーバーは問題視していない。が、過日、石鹸100個(+他の備品)を詰めた便は、おそらく12kg前後になってたハズで、スリリングだった。
5キロの超過!は良識の範囲を超えている。
さすがの仏人も、5kg超えは黙認できまい。
が、顔馴染みのおっちゃん(局員P部長)に頼めば、ダイジョーび。
YJ『(荷物)めちゃ重いけど、何キロあるやろ?』と尋ねたら、P部長、荷物を秤に乗せて曰く『計測不可よ。秤の限界が10kg迄だから。・・・9.5キロって事にしとこ。』。正式な発送用紙に、いい加減なその数値をサラリと記入し、微塵も問題なくパスだった。

通常、こーゆーの、1回は許されるけど、私は2回、オッチャンに同じ手口を使わせてしまった。
ちなみに、そのほかの便は、1~2kg未満の重量オーバー。南仏的には”良識の範囲”でェす。
日本は、切手代2円不足にもキッチリしとるがネ。

<PS>↓コリッシモ・Lサイズ