1140.貰うと困るモノの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

大日本ワイン・女子代表が、『ヨンちゃん、S葡萄園のワインラベルを描いてチョー』っていうんで、描いたべさ。
深く考えずに描いたんですけど、原画は『農園主のS氏(お爺ちゃん)とお孫ハンに進呈する』んだって。
しかしネ、絵やイラストは好きズキですんで、誰でも気に入るっつーもんでは断じてない。ましてや、吾輩のような大画伯の大絵画ともなると、農園主の爺ちゃんにはアリガタ迷惑やでっ!と、女子代表に言うたんだけどね。
ま、好きにしたらヨロシけど、責任は持てんよ。

そういえば、昔、短期で勤務しておられた職場同僚(注:友人ではないョ)が、油絵を習いはじめたとかの当初、なぜか私に、『絵が出来たらプレゼントしますね!』って言ったんですよ。
これ、めっちゃ困るで。『要らん!』ともいえんし・・。
勿論、仲良しの友人が描いた絵ならウレシーけど、昨日今日、絵を習いはじめたばかりの、よく知らん人の絵なんか貰っても、ハタ迷惑ですよねえ。
YJさん、それはキツイよ!って、あんた、いまさら知ったんか?オレの毒舌。

職場同僚は、物腰穏やかで、The女、という感じの人でしたけど、習いたての自分の絵を、人様にプレゼントするって段階で、静かなる傲慢のカホリがしませんコト?
傲慢な親切というか。
『お礼はいいから、取っておきたまえ』の一方的な自己満足だんしょ。
結局、職場をやめはったんで、アリガタ被害には遭わずに済んだけど。

彼女は『いつも男に尽くして尽くして捨てられる』と仰せで、被害者意識の強い人だった。尽くされすぎるほうもタイガイ鬱陶しいで、ってのがワカランのんネ。
自分の絵をプレゼントする人なだけに? 

関西の落語家で、『女は、男に尽くして尽くして死んだらええんや!』という過激派持論の人がおります。
個人的には、尽くしたい人はそうすりゃいいし、尽くしたくなきゃ尽くさんかったらええがな、と思うんで、落語家のお考えに賛成ではないけど、女性視聴者を全員敵に回すような事を堂々と言うところに、私は好感をもつ。自分の身の危険を顧みず、保身に走らない人は、男でも女でも偉い。考え方は違っていても。

↑YJ&お犬のエプロン柄も、ワインのラベルになっとります。この画面では不可視ザンスが、お犬エプロンには『生葡萄酒』と書いてゴザイ。(旧式なんで右から読む式)。お爺ちゃん、喜んでくれるかなぁ。