1119.お柚子なボルディエの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

不覚ニモ、また、”ボルディエ”(バター)を買ってしもーた。
不覚ニモ、セレブがバレてしまいそうやわ。

普段、ぜんぜん通らない道で、なんとなくパン屋さん(小さな古い店)に立ち寄り、バゲットを買って出たら、その隣が小さき食品店だった。コノ商店の冷蔵庫にボルディエのバターが陳列されとったンヨ。
ニースでボルディエを見たのはマダ二回目なんですけど、ちょうどバターを切らしていたのと、小さくて地味なその店が気になり、フラリと入ってみたのんよ。

店内はコジンマリしていて、店の雰囲気と不似合いな、スッキリ爽やか系の兄ちゃん店員が1人いた。
とても感じのいい男前なんで、ホモかもしれない。

今回は、”ユズ味”のボルディエを買ったんよ。
柚子という果物は、仏人のお口にもよく合うようで、とりわけ、高級菓子(チョコ、デザート)や高級料理にしばしばコラボが見られる。
要するに、生の柚子は仏国だと高っかいんで、高級な人と結婚させられる運命になるんだな。
お国が変わると、ブサイクな人でも美人といわれたりするのに似てますねん。
柚子は、日本だと十人並みだけど、仏国なら玉の輿に乗れるワケョ。柚子が勘違いしないことを祈るわ。
”玉の輿”って、チョト”卑しい響き”がある言葉ネ。
ところで、”柚子バター”のお味のほうは、たしかに柚子の味!がシマス。・・・どんなコメントなん。

柚子のほかに、仏的コラボがよくみられる果物に、パッションフルーツがございます。
ココ数年来、仏国では、パッションフルーツのデザートがよく登場しやすが、キュキーュンと酸っぱいのと、ツブツブの食感が好まれるんですかネ?
個人的には、『何がそこまでええの?』か、よくわからんかったけど、最近は慣れてきて、好きになってきました。社内恋愛みたいに、慣れの問題なんかな。
だけど、嫌気がさした配偶者と、毎日、鼻を突き合わせてると、慣れるどころか、同じ空気を吸いたくない!ってところまでいくケースもあるよね。
お宅のことよね。

パッションフルーツ関連ネタ、明日に続く、ハズ。