1081.まずいパン事情の巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

『フランスは、パンが美味しい国』という定説がアリマス。パン屋さんのパンが美味しいのは事実デアル。しか~し・・。
ユメユメ混同してはならぬ事がある。
ソレは、スーパーで市販されているパン(食パン)は『マズイ』のでア~ル。
とりわけ、日進月歩の(日本の)食パンに慣れている我々のベロには、信じられないマズさだ。
最初は『よーこんなもん売ってんな!』って事に驚きましたけど、こんなもんを長年平気で食ってる需要側にも感心するわ。バランス取れてるねんね。

かくいうYJも、バゲットやクロワッサンに飽きてくると、たま~にコレに手を出し、トーストして食べてますから、マイゼツ(=My舌)も成り下がったもんだ。
舌って、美味しい味にどんどん順応していって、進化の際限がないけど、マズイものにも寛容性があるところが偉いよね。・・どんな負け惜しみやねん?
ちなみに。ブリオッシュやミルクパンの市販品は、なかなかイケる。
ただ、室温で長期保存可能で、カビも生えず柔らかいまま、なところがキモくて、滅多に買わない。
ずっと柔らかいパンは、ハイジに持たせてあげたいですけどね。

なんでこんな話をしているかというと、今回買った”新製品”(↓)も『やはりマズかった』からだ。
真空パック入り。
”オレンジ果汁&パプリカ入り・無着色”という”工夫”がみられるところに、期待したんですけど、生地には何の進歩もなかった。どうマズイって、開封した時点で、パサついてるねん。基本が挫折やねん。
日本でいう12枚切り(=日本のサンドイッチ用=仏では一般的な厚さ)のものが6枚入り、耳無し。
これで、お値段300円。2度と買うか!

PS/割高なのは、”カナッペ用”に推奨してある為。
日本人舌には、トーストせずには”食えない奴”。