・`ω・) 言葉が通じるのに話が通じない奴の考察 しょの4 | ・`ω・) 役に立たない!カトリックまめ知識 & 雑学のblog

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このblogでアクセス数の多い
言葉が通じるのに話が通じない奴の考察シリーズの

第四弾です。


言葉が通じるのに話が通じない奴にも
種類があるようでして、

最初にお話したタイプは、
国語辞書に載っていない独自の意味を
勝手に言葉に持たせるゆえ、
話が通じなくなるというタイプでした。

今回説明するのは、また別の種類。
人の意見に耳を貸さないタイプです。

一例をお話しします。

職場の人で、
電子機器のケーブルを抜く時、
コネクタをグリグリと横に振る癖の
ある人がいたんですね。

で、そんなことしたら
故障の原因になるからおやめくださいと
注意しても、また同じことを繰り返して、
しかも悪びれる様子もないんです。

それをキッカケに僕は気づいたんです。

僕は理屈っぽい人間ですから、
根拠があって、結果があると考えます。

つまり、
⚪︎コネクタのピンは、
 金属製の細い棒である。
⚪︎その棒が曲がれば、機器は故障する。
⚪︎電子機器が故障したら、
 業務に支障が生じるうえ、
 修理や買い替えに余計な費用が要る。
⚪︎それは誰も望むところではない。
⚪︎よって電子機器は丁寧に扱うべきである。
⚪︎ついては、ケーブルを抜くときは
 真っ直ぐ引っ張るべきであり、
 横に振りながら抜くべきではない。
⚪︎それでももし、コネクタを横に振ることに
 利点があるならお聞かせ願いたい。

となるわけです。

しかし、
言葉が通じるのに話が通じない奴の頭には、
「私は常に正しくて、
 私と相容れないものは全てダメ」
という謎の前提がありますから、
自分に対して意見してくる奴や、
自分の知らない事を言う奴は、
その時点で悪者です。

整合性の有無の考察なんて、
あったもんじゃありません。
悪意すらありません。

この、悪意がないという点が、
さらに厄介です。

例えば、柄の悪い奴が禁煙エリアで
喫煙していたとして、その人は
・喫煙が我慢できなかったにせよ
・あえてルールを破って強がりたいにせよ
・嫌がらせが目的で喫煙しているにせよ
悪意や、間違っている自覚があります。

なので、注意されると、
相手を威嚇したり、無視したりと、
会話が成立させまいとしてきます。

しかし、
言葉が通じるのに話が通じない奴らは、
何を言われても、自分が正しくて
相手が間違っているという結論ありきで、

後から理由を考えるので、
結果的に、言葉だけが通じて
話が通じない状態になります。

しかも、このタイプの厄介なところは、
同じタイプで群れて、自分と異なる存在を
孤立させようとする習性があること。

つまり、自分が気に入らない相手がいると、
みんなもその相手を嫌うよう根回しします。

ちなみにこの行為を、
スケープゴーティングと呼ぶそうです。

日本語で言えば、ガキ大将気質ですね。

ところで、
我々の暮らす日本は、民主主義国家。
そして民主主義とは、多数決。

つまり、物事の良し悪しは、
整合性の有無よりも、
多数決で判断されます。

例えば…

前述のように、
機械を乱暴に扱う奴が多い職場では、
機械を丁寧に扱う者が「悪」とされます。
そして、機械のトラブルで皆様がお困りの時に、
そのトラブルを解決するとなぜか白けます。

私語の多い職場では私語が「正義」とされ、

勤務時間中に仕事をする者が「悪」とされます。

職場の中に、一人だけ英語が話せる奴がいれば、
英語が話せることが「悪」とされます。

…とこのように、
言葉が通じても話が通じない奴は、
単に話が通じないだけでなく、
人間関係の破壊を試みてくるので、
もし身近にいても関わるべきではありません。

それでも関わってしまった場合は、
孤立させる側になるか、孤立するかの、
二者択一に追い込まれます。

どちらの選択を良しとするかは、
人それぞれだと思います。

もしかしたら、
孤立させる側につくほうが世間では、
「世渡り上手」
と評価されるのかも知れません。

でも僕は、

「なんでいアイツ、
 機会とかいじってて変な奴ぅ」

「なんでいアイツ、
 英語なんかペラペラと話しちゃってさぁ」

「なんでいアイツ、都会モンぶってさ!」

のように陰口を言う奴どもに、
加わりたいとは思わないから、
孤立する方を選択するかな。

今日は話題が変な方向に
転がってしまいましたが、結論としては、
言葉が通じるのに話が通じない奴が
そうである一因は、
自分が正しいと思い込んでいるから、
ということと、そんな奴らに
話を通じさせようとしても逆効果ですよ、
ということです。