ヴェルサイユ宮殿内にホテルを作る計画は2010年からありました。
2011年末に開業する予定だというニュースを当時見ていました。
しかし、その計画は頓挫しました。

そもそも宮殿内に何故ホテルを作るのでしょう?
それは、歴史的文化遺産を維持しながら、維持費用を生み出すために利益を生み出す活用をするといいフランス政府の政策です。
そして、2015年に改めて入札がおこなわれました。
なにぶん古い建物ですから修復も必要、そしてホテルへの改装。
それらには約20-30億の費用が必要だったようです。

大ホテルチェーンのアコーホテルグループが有力視されていましたが、結局、比較的新しい会社LOVとアラン・デュカスグループの共同事業隊が落札しました。

そして、このヴェルサイユ宮殿内のホテルは、LOVの3つの事業のひとつであるエレル(airelles)というリゾートホテルチェーンのホテルとしてオープンしました。


フランスのスキーリゾート、クールシュベルとヴァルディゼール、南仏の観光地ゴルドに5つ星ホテルを展開しているグループです。

6月にヴェルサイユのル・グランコントロールをオープンし、7月には地中海の高級リゾート地サントロペにも開業します。

ヴェルサイユ宮殿内のどこがホテルになったかというと、宮殿の正面に向かって左側、敷地の端にあるグランコントローレ、プチコントローレ、パヴィヨンの3つの建物です。


グランコントローレは、建設当時は宮殿の出納係が住んでいた館で、現代では2006年まで宮殿スタッフの食堂として利用されていました。

ホテルにはアラン・デュカスのレストラン、屋内プール、スパなどがあるそうです。



窓からは、宮殿の温室だったオランジュリーやスイス人の池が見えます。
窓からの見晴らしはこんな感じだそうです。

こちら⬇︎はマリー・アントワネットのプチトリアノンをインスパイアしたお部屋だそうで、壁にも花が咲いています😊

バスタブがいきなりお部屋に?
日本人には馴染みにくいですが、お付きの人がいる貴族なら、こんな風に入るのでしょうか!?


また、宿泊者向けのガイド付き宮殿観覧ツアーがあったり、他の観光客がいない時間帯に鏡の間や王の寝室などを見学できる特権もあります。
入口は宮殿側ではなく、道路側にあるようです。

気になるお値段は1泊約25万円から130万円。
基本的には2泊からとなるようです。


エレルホテルチェーンの公式サイトから予約できます。


ただ、ゴルドやヴァルディゼールなどがホテル予約サイトからも予約できるので、そのうちルコントロールヴェルサイユもホテル予約サイトで扱われるかもしれないなと思います。

写真は公式サイトからお借りしました。





ゆうき芽衣~ライブもラジオもブ…のmy Pick