Bonjour
ここっとさんが地下鉄で遭遇した
恐ろしい出来事の続きです。
今回が最終回です。
まずはこちらの記事をお読みください。
シルバーシートで、
常軌を逸した行動をとる女に
暴行・・・（に近い）を受けるおじいさん
電車はそこそこ混んでいて、
周りには男が7～8人、
全員が見て見ないふり。聞こえないふり。
女性からも一言も声があがらない。
おじいさんを助けたければ
自分でやるしかない。
停止ボタンを押すことも考えましたが
この状況で押しても
周りの人が証言してくれる可能性は
１００％ではない。
そうすると私が負うリスクは大きい。
おじいさんはもう声が出ないほど
弱ってしまっている。
おそらく女が喚いたりしたら
きちんと説明できないだろう。
イロエロ考えるここっとさん・・・
すると、おじいさんが
あ・・・
と声をだし、
手を伸ばした。
声を出そうとしたが、
大きな声が出なかったのだろう。
その手はがっくりと下ろされた。
おじいさんの目線を追うと
いつの間にか電車は駅に停車していて、
電車のドアの向こう、人込みの中に
駅員さんの帽子が見えました。
おじいさんは駅員さんに
助けを求めようとしたのかも！？
迷ったのは一瞬でした。
ここっとさんはドアに駆け寄り
駅員さんを呼んだ。
駅員さんは大急ぎで停車ボタンを押し、
もう一人を呼んで二人で乗り込んできた。
なるほど、必ず二人で対応するのね。
警察官の職務質問みたいに。
と割と冷静に思いました。
できるだけ分かり易く
説明しようと思うのですが
そもそもあまりあり得ない状況なので
上手く説明できない。
常軌を逸した行動って
常軌を逸してるが故に
説明しにくいものだとわかったわ。笑
でも駅員さんの目にも
異常な状況は映ったはず。
すると女が
くぉの小娘～～～！
しかしここっとさんが口を開く前に
大きな声が響いた。
さっきおじいさんが席をゆずろうとした
妊婦さんでした。
ここっとさん、
本当に心からほっとしました。
周りには木偶だけじゃなくて
人間もいたんだ・・・と。
この期に及んで周りの木偶どもは
誰も何も言いませんでしたから。
大人しそうな若い人。
震えながら援護射撃してくれました。
ここっとさんも言いました。
おじいさんはこちらの方に
席をゆずろうとされただけです！
おかげで駅員さんにも
伝わったと思います。
向かいからもう一人、
声をあげた人がいました。
向かいのシルバーシートに座ってたおばさん
身を乗り出して、
おじいさんにそちら側に来るように
提案・・・もうちょい早く言ってくれよ。
でも勇気を出して声を上げてくれた。
駅員さんたちは
女に降りるように促しました。
大騒ぎするかと思いきや、
あっさり立ち上がる女。
おじいさんも降ろそうとしたので、
こちらの方は降りる
必要はないと思います！
とここっとさん
おじいさんはもうフラフラだったし
女と二人にしては危ないと思ったので。
駅員さんも納得したのか女を連れて
降りていきました。
女はといえば、
降り際に顔をここっとさんに
思いっきり近づけて
・・・イタチの最後っ屁かよ・・・
・・・これだけ顔近づけられるってことは
対人恐怖症ではないのかな。
大きな障害とかも
なかったんだろうか。
最後のバカッには
かなりの悪意を感じたぞ。
・・・なんだ気を使って損した・・・
障害があるとすれば
気の毒ではありますが
こうなってしまったら
現場から離れるのが彼女自身の為にも
よかったでしょう。
電車が動き出し・・・
おじいさんと妊婦さんにお礼を言われました
おじいさんは・・・
その後がっくりと頭を垂れてしまって・・・
本当に具合わるそうで・・・
私は先に降りてしまったけど。
お気をつけて。と声をかけたけど
それに顔を上げることもできなくて・・・
大丈夫だったろうか。
多分ものすごくショックで
力も使い果たしてたんだと思う。
あの後目的地にちゃんと付けたか心配・・・
私も出勤途中だったので
降りちゃいましたが・・・
正直朝から大変でしたが、
我ながら超落ち着いて対応できました。
場数踏んでるからでしょうね
ここっとさんの人生イロエロ
あったから。笑
修羅場は乗り越えてきてるからなぁ。
女に対しては不思議と怒りは
感じなかったんですよね。
もしかして障害があったのかもしれないし。
でも周りの見て見ぬふりをする人々
に震えるほどの怒りを覚えました。
そもそもみんなが最初から心ある行動を
していれば、こんなことには
なっていなかった。
「地下鉄の中の恐ろしい出来事」
恐ろしかったのは
見て見ぬふりをする
人々の表情でした。
行動を起こせる範囲内に20人はいました。
そのうちの半数ほどは男でした。
少しでも声を上げた人はここっとさん含め3名
＋最後にねぎらってくれたおばさん1名
全部女性。
ここっとブログには男性読者が多いですが
皆さんもそうですか？
見て見ぬふりをするんですか？
って、違うよね。
違うと信じたいけどさ～。
いい人ぶるつもりはありません。
自分が偉いというつもりもない。
ただ、もし見て見ぬふりをしたら
私は恥ずかしい。
誰に対してって
自分自身
にです。心穏やかでいられなくなる！
後でめっちゃ後悔して
何度もそのシーンフラッシュバック
しちゃうわ～
先日、新幹線で
他の乗客を助けようとして亡くなった
男性がいました。
勇気ある行動だったと思います。
ここっとさんははそこまではやりません。
リスクを考えて判断して
逃げる選択をするでしょう。
可愛いのは当然自分です。
でも今回の件は、
そんなリスクはなかったはず。
周りにいた男性が手をかして
触られた！と言われても
そうではないと証言する人が少なくとも
一人（私）いることは明白でした。
あの車両に乗っていた
木偶たちに聞きたい。
おじいさんの隣で最後まで
狸寝入りしていた男に聞きたい。
恥ずかしくないのかと。
それで心穏やかでいられるのかと。
これでいいのか
日本男児！？
コメントに寝たふり男を擁護する
ご意見がいくつかありましたが
正直私はあの男が障害者とか
身体のどこかが悪くて
座っていたとは思いません。
たらればで全員を擁護していて
本当に社会が良くなりますか？
見て見ぬ振り男たちを擁護する
ご意見もいくつかありましたね。
全く賛同しませんが。
困ってる人に手を差し伸べるのに
性差は本来関係ないはずです。
子供のころ、初めてお年寄りに席を譲るとき
心臓がものすごくドキドキ
しました。
人に声をかけるのって
慣れてなければものすごく
勇気がいることだということは
知っています。
でも何度もくりかえすうちに
平気になっていきました。
声をかけたいのに
かけられずうつむいている時間の
居心地の悪さに比べれば
声をかけたり
声を上げたりすることの方が
ずっと楽だとここっとさんは思います。
そう思うのは私だけ？
日本人、これでいいの？
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できれば両方クリックおねがいしま～す。
この記事がアップされるころ
ここっとさんは機上の人です。
パリ経由でアテネに行って、
さらに乗り換えてロドスに行って
ブランドのセミナーに参加します。