昨日の記事の続きです。
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地下鉄のシルバーシート
ヤバい女に
おじいさんが声をかけてしまった。
妊婦さんに席をゆずってあげたら？
と言いたかったおじいさん
すると
女は
耳をつんざく悲鳴をあげ
暴力はんたーい！
さわらないでよ～！
キャ----!
などと言いながら
自分のリュックでおじいさんをぐいぐい
押しだした。
腰が曲がっていて、
力のないおじいさんの身体が
どんどんひしゃげていく・・・
ここっと父がそうだからわかる。
腰の曲がったお年寄りの骨は弱い。
ちょっとした無理な圧力で
骨折してしまう。
どう考えても、
この状況はヤバい。
おじいさんは目の前でどんどん弱っていく
声も出なくなっている。
女は力づくでぐいぐい押し続ける。
女の方も障害を持っているのかも
しれないが
この状況ではおじいさんを
助けなければいけないのは明らか。
とにかく、女が障害者の可能性も考えつつ
落ち着いた声で説得にあたる。
やめてよ～！
と叫ぶ女に
あなたがやめなさい。
落ち着きなさい。
バッグを戻して、
まっすぐ座りなさい。
と。不思議と子供に言い聞かせる口調に
なっていましたね。
それでもやめないので、
おじいさんを助けようと
リュックを少し押し返した手を
さわらないで！
と振り払われた。
この女ヤバい・・・
ここっとさん としても
暴力沙汰はごめんだ。
周りには人が沢山いた。
隣には男が二人立っている。
ここは援護を頼みたいところ。
そういえばどうして誰も
声を上げないんだろう。
そこで隣の男二人の顔を覗き込んで
こう言った。
すると・・・
はい
完全無視
されました。
薄笑いのオマケ付きで。
話しかけているのにです。
何も見ない、聞かない。
木偶のような目がそこにはありました。
隣の男の口元は薄笑いの形にゆがんで・・・
女の行動よりも
目の前の修羅場よりも
周りの木偶たちが
恐ろしかった。
本当に気持ち悪くて
吐き気すらしました。
そして、おじいさんを助けようとしている
自分が異質でおかしいのではないかという
錯覚...
しかし自分を信じるしかない。
もうこうなったら
ここっとさん一人でどうにかするしかない！
おじいさんを見捨てるオプションは
ありませんでした。
だって、できないでしょ？
どうしてみんな見ないふりできるの！？
何とかうまく立ち回らなくては・・・！
と、ピンチになったところで・・・
続く
....すみません。引き伸ばしてるわけじゃなく
この先も長いんです...
明日朝4時の更新で最後です。
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