旧東海道(旧三条通)を真っ直ぐ東へ歩んできましたが、目の前を国道1号が遮ります。やむを得ず、国道に沿って歩きます。
国道を渡る
ここで、旧東海道の詳細ルートを国土地理院の地図で確認しておきます。
山科駅方面から来た旧東海道は、国道を越えて南側(地図下側)を国道とは別ルートで進みます。ということは、どこかで国道を渡るという事です。
国道に沿いながら少し歩くと、すぐに“その場所”がわかります。
道沿いにわざわざ「旧東海道マップ」まで用意していただき、ありがとうございます(笑)。マップ左下に大津市の観光キャラクター「おおつ光ルくん」が描かれているので、大津市が設置したのでしょうか。
画像で奥の方に写っている、あの歩道橋を使って国道を渡るという事ですね。
旧国道
歩道橋を観察します。
歩道橋にはいくつもの案内標識が取り付けられていて、後ほど掲載する歩道橋上からの画像を見るとやむを得ないかなと思いますが、その中のひとつに着目します。
画像右下に拡大しましたが、信号機の上にある小さな標識に「旧国道用(京都三条)」とあります。今は意識することも無いように思いますが、今の京都五条通に至る道はバイパスであって、ここまで辿ってきた三条通(旧では無い方)が国道1号でした。
〔参考〕
三条大橋は国道二号線のルートになり,
拡幅の要請が高かったことから,
大正元(1912)年,幅員を14.5mに
拡幅し,主桁にH型鋼を用いて橋脚の数を
少なくしました。
引用文中、「国道二号線」が現在の国道1号になるそうです。
ということを思い出しつつ、歩道橋へ進みます。
怖いような、興味があるような
歩道橋の階段を上ります。
前方に見える、電柱にある変圧器が気になります。電気工学を学んだ性かなぁ(違うような…)。
歩道橋からこんな距離感なんですよ。
手を延ばしたら届きそうな。。。
いやいや、手が届いたら怖いでしょ。感電して命にかかわることになります。
手は延ばさず、間近で観察(笑)。
国道の合流分岐点
変圧器観察に満足し、歩道橋の上からの眺めを堪能することにします。
まず、東側(大津市市街地側)
手前から京都からの国道1号(五条通から)と三条通(旧国道)が寄り添い、先で合流のうえ、大津市街地方面の国道1号と(琵琶湖)湖西方面の国道に分かれていきます。
続いて、反対側(西側)
真っ直ぐが三条通につながり、国道1号は左へカーブしています。旧国道である三条通が真っ直ぐ繋がっているのは納得できますね。
さて、歩道橋を降りることにしましょう。
降りた先に、住宅販売物件旧東海道となる道が見えます。
降りました。
さて今回の話、歩道橋で国道を渡っただけなのに、話を盛り過ぎたかなぁと(汗)。
ここから、国道の南側に沿って旧東海道を巡ります。