京都・三条通については、今更説明はいらないと個人的に思ってます。

 

河原町周辺は賑やかな名店街であり、西に行くと路面を京福電車が走り、更に西に行くと嵯峨嵐山へ到達する三条通。東に向かうと山科まで伸びています。

 

余談 三条通で個人的に思う事

 

文章の冒頭から“余談”が入るのもどうかと思いますが(汗)。三条通を地図で見るたびに思うことがあるので、先に書き出しておきたいと思います。

 

名前が示す通り二条通と四条通の間を走る通りなのですが、西端の嵐山近辺では二条通と同じような位置まで北上しており、東端の山科では四条通を通り越し五条通とほぼ同じ位置まで南下しています。なぜにそう落ち着かないのだろうと(笑)。

 

 

まぁ、当初(平安京以降)は西大路通と東大路通の間に挟まれた区間が対象で、近世になって通りの名前が前後区間が延長し適用されたのだろうと理解はしてます(経緯など調べてない…)。上で地図を掲載していますが、結構南北に動いているのが分かりますね。

 

旧東海道なので

 

“余談”が多くなってしまいました。「何で三条通なのか」から書いておきたいと思います。

 

以前にブログで書いた「言いたいことはわかるだろ?」で、“ろか探”で旧東海道を散策していることを記しました。大津市を中心に断片的かつ断続的に旧東海道を歩き踏破区間を埋めていっているのですが、西側は山科まで来たものの終着の三条までたどり着けてません

 

 

という背景より、ろかたりあん出現は無いだろう(観光地だからね)と承知しつつ、徒歩で三条~山科の区間を制覇しておくことにしました。

 

実行の日は、毎度毎度の「献血の日」に設定。献血後に京阪七条駅まで歩き、京阪電車で三条駅まで移動。下車後に三条通(旧東海道)を、三条大橋より山科方面へ進むことにします。

 

 

三条大橋さん、では行ってきます。

 

観光地はパス

 

三条通をひたすら東へ向かいます。三蔵法師ご一行とは逆方向ですね。関係ないですが…

 

 

ご存知の通り、東山の三条通界隈には平安神宮や京都動物園、インクラインなど観光地が多数あるわけです。通常は“せっかく来たのだから…”となるのですが、若干下火傾向とは言え新型コロナウイルスのこともあり密は避けたいことと、実は山科でお楽しみがあることから、これら観光地は全てパスしていきました。

 

 

インクラインですね…少し前であれば、満開の桜にやられて密になかに飛び込んでいったかも。。。

 

蛇足ですが、歩きながら「東山区と山科区の境はどこだろう」と思いつつ標識等観察してたのですが結局わからず、後で地図を見るとインクライン傍にある地下鉄の蹴上(けあげ)駅辺りらしいですね。ちなみに蹴上駅は東山区にあるそうです。

 

峠のバス停

 

蹴上駅の後は東山の山越えのため三条通の傾斜がきつくなっていきますが、程なく峠を越えます。峠からは東山山頂を目指す道が三条通より分岐しますが、その分岐のすぐ山科側にあるバス停が目に入りました

 

九条山?

三条通なのに?

 

 

京都出身でもない外来人種(笑)である私には、「?」しか頭に出てきません。とりあえずその日は山科へ向けて歩を進め、後で気が向いたら調べようということにしました。そして今回、気が向きました(爆)。

 

なんで三条に九条?

 

「九条」と書くと、何だか憲法論議を書き始めそうな気になってしまう(違)。

 

「九条山」について、まずは個人的な妄想…というか、おやぢギャグ的な話より入ります。

 

妄想1:三条通が東へ抜けられなかった二条通分も頑張って越えた山

     …三条の二乗(二条)で九条になった

妄想2:三条通に東進妨害のため四条通と五条通が山をつくった

     …九条(四条+五条)山

 

数学的要素も入れてみましたが…(大寒)

 

真面目な話でネット検索すると、公的なページでは命名まで触れる所にたどり着けず、ある個人のページ(ここを参照してます)にあった「九条家の所有」の記載で理解することにします。通りの名前由来ではなく、現地の地名でもないのですね。となると「九条家ってどなた様?」となるわけですが、「公家の五摂家のひとつ」とWikipedia先生に教えていただきました。ほほう。

 

 

今回は名前のことが分かれば良しとしますので、九条山や九条家のことなどは深入りしません。近隣地に長年住むものの、京都のことは知らないことがまだまだ多くあります。ふと気づいたものを少しずつ調べ、知っていく形でこれからも進めます。深入りしていろいろ調べたとしても、記憶力に自身がありませんので(大汗)。

 

というわけで、山科の“お楽しみ”に向かいます。

 

京都三条通を山科へ(2)へつづく

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