いきなり地球儀風モニュメントの画像から始まるのってどうよって思われるかと(汗)。

 

やっぱり市民として、バズりたい某駅のことを取り上げておこうと思いまして。というわけで、その駅・・・大津駅を訪問した時にホーム先端にあるモニュメントを拝んできました。

 

上り線側のホーム(ホームが2本ある中の琵琶湖側)の西側先端に、そのモニュメントがあります。

 

 

なぜに地球儀風のモニュメントが設置されているのかと言うと、大津駅訪問時のレポートでも触れましたが、大津駅が北緯35度線上にあるから・・・だそうです。

 

 

説明板にはいろいろ書いてあり、北緯35度線が地球上のどのようなところを通っているのかという解説と共に、モニュメントの設置意義も書かれています。曰く「琵琶湖線開業100周年記念事業の一環として、大津駅がこのような地球規模の線上にあることを、広く知っていただくために設置しました」とのこと。

 

設置から30年以上経過しているわけですが、希望通り広く知っていただけているかどうかは不明です(汗)。

 

モニュメントの西側を見ると、複々線の線路(JR琵琶湖線/東海道本線)が逢坂山(おうさかやま)のトンネルに入っていきます。「これやこの…」の百人一首でも登場する、逢坂関があるところです。このトンネルを含む現在のルートが1921年に開通し、2021年の今年に「大津駅100周年」のイベントとなっています

 

 

関西での鉄道開通当初、京都~大津間は東山を迂回するルートを通っており、大津より東は琵琶湖湖上の輸送に頼っていました。湖上輸送の接点として一代目の大津駅(現・京阪びわ湖浜大津駅)が設置され、膳所駅(当時は馬場駅)を経由して京都へ向かっていました。

 

1888年に膳所駅(馬場駅)東側の路線が開通し、新橋~神戸間がつながります。湖上輸送から陸路輸送へ切り替わったこともあり、「大津駅」の名称は膳所駅(馬場駅)が引き継ぎました(二代目)。モニュメントの説明板にあった「100周年」は、この時を基準にしているようです。

 

国土地理院の電子地図に加筆し引用してます

 

そして1921年東山と逢坂山をトンネルで抜ける現在のルートが開通し、新たに三代目となる現在の大津駅が設置されました。といわけで、現在の大津駅が開業して2021年で100周年となり、お祝いとして「バズって欲しい」になったと勝手に解釈しています(笑)。

 

上に掲載した地図を見ても、二本のトンネルでかなりコースが短縮されたことが分かりますね。

 

なお、逢坂山のトンネルは先代が1880年に開通しており、東口が大学の地震計設置場所として、西口は名神高速建設で埋まってしまい現在に至っています。140年経過ということで、現・大津駅よりはるかに先輩となるわけです。

 

6年前の画像ですが、まずは東口より。大津駅より徒歩で向かえます。

 

 

続いて西口跡です。名神高速・蝉丸トンネル上に、トンネル跡であることの石碑が設置されてます。なんだか、お墓のように見えますね。まぁ、意味合いは一緒か。

 

 

東口が「ずい道」で、西口が「とんねる」表記ですか・・・(笑)。

 

いろいろ書いてきましたが、タイトルの「星」が絡むのは前段だけで、「鉄」の話が中盤より以降を占めてしまったようです(汗)。鉄分を抑えるべく、今日はこれまでにしたいと思います。

 

あ、本日は平日ですが会社の特別休日ということでブログ書きました。

 

ではでは