個人事業主にとって、iDeCoはデメリットしかないって本当? | 初心者もカンタン!貯金が、どんどん増えるレッスン

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● 個人事業主にとって、iDeCoはデメリットしかないって本当?

こんにちは、木村久美です。

個人事業主にとって、iDeCoは手数料が引かれるし、デメリットしかないって本当ですか?

と聞かれることがあります。

いえ!そのような事はありません。これはですね、扱い方次第です。

それにより、最強のメリットになるのですよ^^



まず気になりやすいのが、この部分かもしれません。

引出しできるのが、60歳以降ということです。

事業をしていると、まとまったご資金が必要になることもあると思います。事業だけでなく、プライベートもありますよね。

そんな時に引出しができないと困る、と思うかもしれません。

引出し制限はあるものの、その代わりと言っては何ですが、毎年の税金がおトクになります!

仮に、課税所得が、400万円あるとしますね。

課税所得は、確定申告書の、30番を見ると分かります。


国税庁ホームページより

iDeCoで、月5万円積立をするとしましょう。

すると、毎年18万円も!税金が安くなってくれます。

10年続ければ、180万円もの節税です。大きいですよね^^

それから、手数料が引かれるのが気になる、とありましたね。手数料は2種類あります。

・初期手数料:2829円
・年間の手数料:2052円から

「2052円から」とありますよね。ここがポイントです。

年間の手数料は、金融機関によって、か・な・り違います!

もっとも高いところだと、年7000円以上します。3倍も違うのです。

積み立てるお金から引かれる手数料は、安いほうが良いですよね。その分、手元のお金が増えますので^^

では、年2052円に手数料に対して、毎年おトクになる税金は、今回の場合いくらでしたでしょうか。

18万円、でしたね。

手数料が引かれても、税金のおトク度のほうに軍配が上がります^^

さらにさらにさらに!

iDeCoの魅力は、これだけではないのです。

お金を増やすことも可能です。

投資信託という金融商品が使えるのです。

金融の世界では、投資信託で長く運用を続けることで、5%前後の収益が期待できると言われています。

月5万円の積立を10年続けると、積立総額は、600万円です。

それが774万円になることが期待できます。


金融庁ホームページより

もう10年続ければ、2000万円超えも可能になるでしょう。



それに毎年の節税分も加わるわけです。

きっと、お金との向き合い方が変わりますよ^^

このように考えると、iDeCoは、果たしてデメリットしかないのでしょうか。

メリット満載ですよね^^

ちなみに、小規模企業共済や国民年金基金も、節税はできます。

が、利率は高くないので、節税&増やすで考えれば、iDeCoが効率的という見方ができそうです。

それから、引出し制限がどうしても気になるのであれば、NISAというものを組み合わせると良いです。

あなた流の増やし方が出来るようになりますよ。