【日本の野鳥#24-08-04】カササギ(Eurasian Magpie) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目カラス科カササギ属
学名 Pica pica
和名 カササギ
英名 Eurasian Magpie

【分布】
アフリカ北西部沿岸部、イギリス、欧州全域、アラビア半島南西部、中央アジア、

インド北部、シベリア、中国、朝鮮半島、ミャンマー北部、インドシナ半島北部、台湾、日本に分布。

日本では、九州地方に亜種 P. p. sericea が生息、

北海道にはロシア極東の亜種P. p. camtschaticaと同じDNAの個体群が生息。

 

諸説あるが、亜種は11亜種に分類。

P. p. pica (基亜種)- ブリテン諸島、スカンディナヴィア南部から東欧に分布。

P. p. mauritanica - アフリカ北西部に分布。

P. p. melanotos - イベリア半島に分布。

P. p. fennorum - 北スカンディナヴィア、北西ロシアに分布。
P. p. asirensis  - サウジアラビア南西部に分布。
P. p. bactriana - 中央ロシアからイラン、インド北部、モンゴルに生息。
P. p. hemileucoptera- シベリア西部、および南部に生息。
P. p. leucoptera - 中国北東部、ロシア南東部に分布。
P. p. camtschatica - カムチャツカ半島、北海道に分布。
P. p. sericea - ミャンマー北部、中国東部、インドシナ半島北部、九州に分布。
P. p. bottanensis - 西中部中国

 

北米のカササギを別種として扱うようです。

【生態】
標高の低い人里に生息。

山地には生息しない。

留鳥性が高いが、北方のものは若干数が渡る。

冬期には九州でほかのカラス類に混じり飛来する。

食性は雑食。昆虫類、木の実、穀類、果実、野菜を捕食。

田んぼのイナゴもよく捕食する。

樹上、電柱に球場の巣を作り営巣。

「カチカチ」と鳴く。

【サイズ・形態】
全長44₋46㎝ 翼開長62㎝。

雌雄同色。

頭部~頸部、胸部、翼上面、尾は緑や紫色の金属光沢の黒。

尾は長い。

腹部と肩羽は白。

クチバシと脚は黒。

虹彩は暗褐色。


【その他】

1923年に「カササギの生息地」として国の天然記念物に指定。

福岡県 - 久留米市(旧大善寺町、荒木町、三潴町、城島町域)、筑後市(旧西牟田町域)、柳川市、大川市、大木町、みやま市(旧瀬高町、山川町域)、福津市、古賀市
佐賀県 - 佐賀市、鳥栖市、多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、神埼市、吉野ヶ里町、基山町、みやき町、上峰町、大町町、江北町、白石町、太良町


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<ここから鳥の写真>
『カササギ(Eurasian Magpie)』

和名や英名で「カササギ○○」「Magpie ○○」という鳥が多いのですが

概ね、白黒の鳥に付いています。

 

「カササギヒタキ」

キタカササギサイチョウ

カササギフエガラス(Australian Magpie)

Magpie Lark(ツチスドリ)」もう一つ→リンク

シキチョウ(Oriental Magpie Robin)

 

リンクのあるものは是非、見てみてください。

 

本種は別名を「カチガラス」と呼ばれます。

「勝ち烏」

佐賀のサッカーチームのサガン鳥栖のマークにも正面の飛翔姿が採用されています。

マスコットも色は全く異なりますが、本種が採用されているようです。

佐賀県では非常に愛されている鳥のようです。


今までに北海道と九州、兵庫県、石川県で見たことがあります。

今回は北海道と佐賀の個体を貼っておきます。

 

苫小牧の個体

佐賀の個体



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