スズメ目カラス科カササギ属
学名 Pica pica
和名 カササギ
英名 Eurasian Magpie
【分布】
アフリカ北西部沿岸部、イギリス、欧州全域、アラビア半島南西部、中央アジア、
インド北部、シベリア、中国、朝鮮半島、ミャンマー北部、インドシナ半島北部、台湾、日本に分布。
日本では、九州地方に亜種 P. p. sericea が生息、
北海道にはロシア極東の亜種P. p. camtschaticaと同じDNAの個体群が生息。
諸説あるが、亜種は11亜種に分類。
◆P. p. pica (基亜種)- ブリテン諸島、スカンディナヴィア南部から東欧に分布。
◆P. p. mauritanica - アフリカ北西部に分布。
◆P. p. melanotos - イベリア半島に分布。
◆P. p. fennorum - 北スカンディナヴィア、北西ロシアに分布。
◆P. p. asirensis - サウジアラビア南西部に分布。
◆P. p. bactriana - 中央ロシアからイラン、インド北部、モンゴルに生息。
◆P. p. hemileucoptera- シベリア西部、および南部に生息。
◆P. p. leucoptera - 中国北東部、ロシア南東部に分布。
◆P. p. camtschatica - カムチャツカ半島、北海道に分布。
◆P. p. sericea - ミャンマー北部、中国東部、インドシナ半島北部、九州に分布。
◆P. p. bottanensis - 西中部中国
北米のカササギを別種として扱うようです。
【生態】
標高の低い人里に生息。
山地には生息しない。
留鳥性が高いが、北方のものは若干数が渡る。
冬期には九州でほかのカラス類に混じり飛来する。
食性は雑食。昆虫類、木の実、穀類、果実、野菜を捕食。
田んぼのイナゴもよく捕食する。
樹上、電柱に球場の巣を作り営巣。
「カチカチ」と鳴く。
【サイズ・形態】
全長44₋46㎝ 翼開長62㎝。
雌雄同色。
頭部~頸部、胸部、翼上面、尾は緑や紫色の金属光沢の黒。
尾は長い。
腹部と肩羽は白。
クチバシと脚は黒。
虹彩は暗褐色。
【その他】
1923年に「カササギの生息地」として国の天然記念物に指定。
福岡県 - 久留米市(旧大善寺町、荒木町、三潴町、城島町域)、筑後市(旧西牟田町域)、柳川市、大川市、大木町、みやま市(旧瀬高町、山川町域)、福津市、古賀市
佐賀県 - 佐賀市、鳥栖市、多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、神埼市、吉野ヶ里町、基山町、みやき町、上峰町、大町町、江北町、白石町、太良町
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<ここから鳥の写真>
『カササギ(Eurasian Magpie)』
和名や英名で「カササギ○○」「Magpie ○○」という鳥が多いのですが
概ね、白黒の鳥に付いています。
「カササギヒタキ」
「カササギフエガラス(Australian Magpie)」
「Magpie Lark(ツチスドリ)」もう一つ→リンク
「シキチョウ(Oriental Magpie Robin) |
リンクのあるものは是非、見てみてください。
本種は別名を「カチガラス」と呼ばれます。
「勝ち烏」
佐賀のサッカーチームのサガン鳥栖のマークにも正面の飛翔姿が採用されています。
マスコットも色は全く異なりますが、本種が採用されているようです。
佐賀県では非常に愛されている鳥のようです。
今までに北海道と九州、兵庫県、石川県で見たことがあります。
今回は北海道と佐賀の個体を貼っておきます。
佐賀の個体
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。