このブログは弁護士&FP(お金の専門家)で,がんとうつ,高齢化問題に興味があるFPBが書いています。
ちなみに,私はFP池上彰と呼ばれることを目指しています。
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第2版では,年金積立金の記載を付加しました。
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つい,こないだのことです。
介護保険から日本の公的保険制度を学ぶという記事で,『賦課方式』という用語に触れ,「これはまた別の機会に書きましょう。」とお約束しておりました。


$弁護士兼FPのお金と健康に関する「気づき」の話。-おばあさん

(゜д゜;)!!ちゃん・・・・

その懐かしいぬくもり・・・

おばあちゃぁ~~~ん



って,誰やねん?読者さんでっか?いつもおおきにまいど。

へんなところで登場しなさんなや。ほないきまっせ


 賦課方式とは,現在,働いている現役の「世代」の人が,払い込んだ年金保険料を,現在の高齢者に支給する仕組みのことです。

 「賦課」ってなにかっていうと,「税金などを割り当てて負担させることです。」

 年金の原資を,国が現役世代に賦課して,徴収し,高齢者に渡しまっせ,ということです。

 これと対比されるのは積立方式です。これを知ると,賦課方式もわかりやすい。


 積立方式は,若い現役「時代」に払い込んだ金を積み立て,老後にその積み立てたお金を受け取る仕組みです。
 
 積立方式を図にするとこんな感じ。

$弁護士兼FPのお金と健康に関する「気づき」の話。-積立方式

 自分たちのお金を,自分たちで使うってことですね。

 自分たちのお金だから,給付をどんな風にしようと,他人に文句を言われる筋合いはない。

 
 これに対して,賦課方式はこんな感じ。


$弁護士兼FPのお金と健康に関する「気づき」の話。-賦課方式

 これは,現在の現役世代が,現在の高齢者世代を養っているのね。

 だから,賦課方式は,「世代間扶養」方式だと言われています。


 さて,世には,年金制度は,積立方式だと思っている人がいっぱいいるのね。

 これは単なる勘違い?

 いや,実は,じつに理由のある勘違いなんです。

$弁護士兼FPのお金と健康に関する「気づき」の話。-武士

 そうなんです。ってまた誰や!

 まあええわ。続けます。

 さて,日本では,年金制度が職域別に分立して制度ができたんです。

 そのとき,年金制度は,積立方式だったんです。

 積立方式の場合,当然,積立金が少なければ給付も少ない。自明の理ですね。


 そうしますと,年金を例えば40年くらい積立てられた人はいいですが,年数が短い人は足りない。
 $弁護士兼FPのお金と健康に関する「気づき」の話。-積立
 
 せっかく年金って制度ができあがった。

 でも,もうすでに高齢の人は,「年金が少ない」って気づいちゃったんです。

 ときは1970年代高度成長期。

 お金もあるし,人口も増えてるじゃん。日本って先進国で将来極楽じゃん。

 積み立ててないからって年金少ないって不公平じゃん


 って国民も思ったし,政治家もそう思ったのね。

 そこで,積立のない高齢者にもちゃんとした年金額を保障しよう,ってなった訳よ。

 て,どうするか?

 積立方式を維持すると,高齢者に,それ相応の保険料払えってことになる。

 そういうわけにはいかない。

 じゃあ,今の若者の保険料をつかっちゃおうよ。って事になったのよ。

 こうして,積立金以外の金(=給付を受ける高齢者以外の人たちが積み立てている保険料)が「年金給付」へ流用されました。

 この流用方式を「賦課方式」って名付けたのね。



 さて,この賦課方式,ちょっと考えればわかりますが,人口変動の影響をもろに受ける制度です。

 つまり,保険料を支払っている層が減れば,財源がそれだけ減ります

 これは,最初からわかっていたのよ。
 
 でも,当時の出生率は,合計特殊出生率2.0位で人口はそんなに減んないでしょ

  ※合計特殊出生率は,一人の女性が一生に生む子供の数のこと

 日本の経済は成長し続けるでしょ

 ていうちょー甘い見通しだったのね。

 こうして,これまで抜本的な改革無しに,高齢社会→高齢社会に突入してしまって,年金保険料負担が大変なのよ。

 ちなみに,年金保険料って言いながら,国が2分の1負担している。今は。

 自民党麻生政権のときに,国庫負担3分の1から2分の1になった。このときも財源どうする?って問題になっていたんだけど,自民党政権末期で,いつ麻生首相が解散するかって話しで持ちきりだったのね。

 税収は減っている。かつ,年金保険料負担者数が減っている。

 他方で,年金受給者が増えている。

 これで年金財政が健全なわけがない。

 
 いまもニュースのメインは政局です。

 しかし,年金制度に目を向ける必要があるじゃない?

 このモンダイは,世代間の利害対立があるから,どっちも痛みを受けないといけないはず。

 考えるのは・・・

 
 

 $弁護士兼FPのお金と健康に関する「気づき」の話。-はいあなた

※なお,賦課方式なんだけど,年金積立金ってのがあって,160兆円くらいあります。年金給付金の4~5年分ですかね。現実には,保険料を毎年賦課しているので,全部使うわけではないので,少しずつ取り崩して利用できます。政府は,少しずつ取り崩して,2100年頃にはほとんどなくす予定らしいです。なので,年金がいきなり突然破綻する事はないです。積立だけで数年は持ちますので。念のため。


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