保険屋FPひろのお金の教室 -301ページ目

東京吟醸倶楽部

昨日は『東京吟醸倶楽部』という会にお邪魔させていただきました。


この会の世話人の一人であるzaimu さんと偶然知り合ってお招きいただいたのですが、



いつもお世話になっている企業法務コンサルタント さん、久しぶりにお会いした佐藤幸恵〈おんなだてらにIT社長〉 さんとも楽しく飲んで話してと、非常に濃密なひとときを過ごさせていただきました。


こんなに盛り上がった交流会アップも久しぶりです。


集まった皆さんも学生さんから会社員、経営者と多彩な顔ぶれで、実のある交流会になりました。


当然ドリンクは日本酒オンリーお酒



次回は自分の地元の地酒もご案内したいですね音譜



次回開催が楽しみですニコニコ

保険の目的

昨日は保険の種類 のお話をしましたので、今日は「保険の目的は?」ということを少しご説明します。


皆さん良く万が一と言いますが、一体どんな事が「万が一」ですか?

まず亡くなってしまう場合。死亡保障ですね。
死亡保障にもいくつかパターンというかカバーするべきものが分かれています。


●死亡時整理資金

所謂お葬式代や亡くなることによって発生する費用のことです。
この費用は独身・既婚や年齢に関係なく発生します。

どのようなお葬式を出すのか?お墓の準備は大丈夫なのか?
などそのご家庭によって必要な金額は変わります。
自分の場合はいくら必要なのか良くお考え頂く必要がありますね。
また、保障としていつまで必要なのか?もポイントです。
10年で良いのなら定期保険でも構わないと思いますが、人の寿命は誰にもわかりません。
100歳まで生きるかもしれませんし、明日事故にあう可能性だってあります。
いつでも、いくつになっても使える様にというのであれば終身保険が目的に適います。

●遺族生活資金

独身ならばあまり考えなくてはならない事ではないかもしれませんが、ご家庭がある方は一家の稼ぎ頭が不在になる事で当然遺された家族の生活資金をどうするのか?という問題が発生します。
金額はやはりご家庭ごとに必要とする額が違います(家族構成、ライフステージ、生活レベル等々)
またいつまで必要?というのも末子の独立までなのか、配偶者が年金を老齢年金を受け取り始めるまでなのか?などそれぞれの環境によって変わります。
ただ、いつまでという期間は決めることが出来るので、定期保険の様に有期型の保険という選択が合理的である場合が多いです。あくまでも有期型ですよ。定期保険と断定はしません。

●相続対策

資産をお持ちの場合などは相続税が発生したりする場合、遺された遺族に遺産を円滑に分配するために準備します。
相続税が発生するような場合、資産に応じた納税資金の準備をしなければせっかく遺した資産もそのまま遺族の元に残してあげられなくなる場合があります。
また、遺された遺族間で争いなどが発生するのも困りますよね。土地など分割しにくい資産の変わりに現金を渡すと言う点で、保険は受取人や受け取り割合を指定することが出来ますので便利に活用できます。


このように大きく3つに分ける事が出来ます。


必要とするものの保障額や期間はそのご家庭ごとに全く異なりますよね。
無駄を無くすには自分には何がいつまで、どのくらい必要なのかを十分に考える必要があります。



医療保障については以前に書いた医療保険 の記事を参照してください。


その他にもご自身がリスクと感じられる事で、保険で備えることが合理的と思われること、例えばガンであったり介護であったりとそれぞれだと思いますが、その目的に対して同じように「いつまで・いくら必要か?」と考えていけば良いと思います。


なんか今日も硬い文章になってしまいましたガーン

次回はもう少し柔らかい話題にしたいと思います汗



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保険の種類

生命保険は複雑で分かりにくいものと思ってますよね?


いろんな特約・特約また特約・・・


そう思われるのも無理は無いと思いますが、実は保険の種類って


たった3種類ビックリマーク』なんですよ。


ちょっと長くなるかもしれませんが、今日はそこらへんをお話しようと思います。


ちなみにこれを覚えてしまえば保険は難しいモノではなくなります。


まず3種類いきなり分類すると


①定期保険

②養老保険

③終身保険


に大別できます。


まず①定期保険

FPひろのひとり言
読んで字の如し、一定期間の保障を目的としています。

保険期間は有限

貯蓄性は無し(いわゆる掛捨てです)

保険料は3種類の中で最も安くなります。


②養老保険

FPひろのひとり言
保険期間は有限

貯蓄性は高く(死亡保険金と満期保険金は同額です)

保険料は最も高くなります。


③終身保険


FPひろのひとり言

保険期間は一生涯(亡くなるまでいつまでも保障が続きます)

貯蓄性は有り

保険料は3種類ではまん中。


私の取り扱っている会社の商品で具体的に保険料例を挙げますと、


30歳男性 60歳まで保険金額1,000万円で


①定期保険  月払  3,660円 総払込金額 1,317,600円  保険満了時受取 ゼロ

②養老保険  月払 26,210円 総払込金額 9,435,600円  保険満了時受取 1,000万円

③終身保険  月払 20,200円 総払込金額 7,272,000円  保障は一生涯続 払込満了時解約で7,275,000円


となります。


保障は30で亡くなっても、50で亡くなってもどれも1,000万円受け取れますが、①の定期保険と②の養老保険は61歳時点では保険は満了しているので1円も受け取れません。③はいくつになっても受け取る権利があります。


それぞれの違いはお分かりになりますよね?


では一般の方はどんな保険に加入しているのでしょう?


実はこの3つの中には無かったりするんですよね・・・


定期保険は一般的には10年更新や15年更新と言う商品選択をしているケースが多いんです。

「更新」は保険期間満了となった時に健康状態に因らず同じ保障内容を継続できるという制度です。

制度自体は良いのですが、更新時点で保険料を再計算するので保険料は当然高くなります。


そして多くの方が加入している商品は


定期保険特約付終身保険』と呼ばれるものやそれに類するものです。


どのような商品かというと、


終身保険100万円に定期保険2900万円の特約を付けて合計3000万円の保障みたいな感じです。

特約はほぼ全て定期保険タイプになっていて10年更新だったりするので、当然更新時期になると保険料が上がります。

以前友人が『俺は5000万円の終身保険に入ってるんだ』と言っていたので内容を確認してみたらこのタイプでした。

上の比較で見てみればお分かりになりますよね?5000万円の終身保険に入ろうと思ったら保険料は10万円を超えてしまいます。内容を確認した後「そんな説明は聞いてなかったよ」と言ってました。

最近では終身保険の部分を『アカウント』と称する商品も増えています。アカウントは保険では無く積立金です。将来終身保険に移行できるという条件を持った単なる積立で、この部分は保障ではありません。

またアカウント部分が小さいと将来終身保険に移行したくても、積立金が足りないので追加保険料を払ってくださいというパターンもあります。


メリットとしては大きな保障を安く確保できると言う点があげられますが、例えば将来子供の教育費や住宅費その他もろもろで支出が増える頃に保険の更新が来るとどうなるでしょう?


このタイプが出てきた頃はまだバブル崩壊以前で、収入も右肩上がりでしたから保険料が上がっても相対的に家計に対する負担はさほど増えてはいないと言うこともあり、誰も気にしていませんでした。

しかし、現在の状況はいかがでしょう?収入は上がり続けますか?

それでも『私は更新型の方にメリットを感じる』と言う方は良いと思いますが・・・


また、貯蓄性が高いから『貯金代わりに』と終身保険や養老保険を選択する場合、払込満了まで継続すれば問題はありませんが、中途解約した場合は貯金と違って元本保証はされません。保険なので当然払った金額全部は戻らないのです。という事は流動性の点で不自由だったりしますよね?


じゃあどんな保険が良いの?」ということになりますが、保険は勧められて入るのではなく「自分にはコレが必要だから」と言う視点で自分に保険を合わせるように考えた方が良いと思います。そしてそれは担当さんとのしっかりした打合せが無いと出来ないことですよね?

良くあるパターンで、お昼休みに職場に来るセールスレディの「これがおススメです」なんて提案で妥協してはいけないんです。


思ったより長くなってしまったので汗今日のところはココまででパー


それではまた次回(*^ー^)ノ

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